あの日歌えなかった

ラブソング

今は傷だらけになったあの歌を

嫌ではないなら今貴女に

だけど貴女には届かない

悲しみで満たした

諦めている貴女には

自分は貴女に手を差し出す

貴女は驚き 戸惑い

自分の瞳を見る

言葉に出来なかった

想いを自分に伝えよと

自分の瞳に貴女の真っ直ぐな

瞳で見ている


貴女は静かに手を伸ばす

伸ばした手が切なくて

貴女は寂しそうに

笑顔を浮かべる

空に向かってのばしたその手に

幸福が舞い降りる事を

自分はそっと空に祈る


恋を失くすたびに思う

二度と恋が出来ない程に

傷付けて欲しかった と

だけど懲りずにまた恋をする

たとえ叶わぬ恋だとしても

何度も胸を焦がす


耳を澄ませば声が聞こえる

貴女の優しい声が聞こえる

嬉しい声も 悲しい声も

心にそっと響いてくる

貴女の生きてる音が聞こえる

切ない程のラブソング・・・