希望に委ねた体が

固まっていくのが解る

夢の形は

見えないものだ

力なら足りないもだ

けれど

それを噛み締めるものだ

囚われるものではないのだ

青空の下で一呼吸

煙草に火をつけた

空に消えていく白い煙に

恋と愛と友と時間を重ねた

自分は無いものねだりを

満たす少しのお金と

高級車の名前を

取ってつけた自転車で

夕日までには

終わる旅に出掛けた

海の見える公園へと

向かう事にした

羽が生えていば

間違いなく

飛んだだろう

真下に広がる

山や川を越えて

高らかに

笑ってもみただろう