どんなにいやなことも

どんなに楽しいことも

そう長くは続かないのだ

それなのに

そのときどきはしんこくに悩んで

明日という日はない様に

あせって携帯をかけたりする

生ぐさい

人のなりわいの真只中

そんな自分を

うとましいと思ったり

愛しいと思ったりするが

時は

泡沫の様に消え去り

どの様に思おとも

つまりは取り残されるこの身

そしていま

鳥も獣も巣に帰り

地獄の様な

淋しいところで

骨の様に立っている

自分