どこまでも続いている雲の暗さ

咲ききった花の

冷え冷えとした不安

このようなものを身のうちにもつ

自分の今日は

人でいっぱいの島にいて

誰もおらず

人恋しさに痩せてゆく

でも身のうちにこんなものを持つ自分を

助けてくれる事の出来る人など

本当にいるのだろうか

自分は呼ぶ

あれら

ものみな旺盛だった

かつての日よかえれと

そして

眉間をひらいて

おだやかな顔にすると

ほんとうにそんな日が

返って来るようなきがして

自分は

突然

箸を持ち直すのだ