自分はいのちの河の

永遠の流れの中を

流れていて

見える時も

見えない時も

流れの外へ出ることはできない

自分は

流れのはじめへも

終わりへも

立ち合う事を許されない

河の途中へ落ちた

一枚の木のは葉で

音もなく流れているものの

途中で産まれ

途中を生きて

きらりと流れを見つけたり

見失ったりしながら

なおも

みつくせぬ

流れを

流れている