貴女の笑顔

暖かそうな手

軽やかな足音

お互い交わった楽しい話

目をつぶると

それらは

生きいきと見える

貴女がいないんて

どうして考えられるでしょう

自分は

こんなにも貴女を見ていますのに

ただ一つ気になるのは

貴女は

さわやかに澄んだ空の様に冷たく

あまりにもさらりとしていて

いま見る

貴女の空の中には

自分への熱いものが

一片もない

そして自分は

そこへくると

忽ち楽しさの外へ

おしやられるのです