貴女を思うと

大地に立つ様な安心感で心が静まる

海を見る様な大らかさがひたひたと広がる

大樹の枝に鳥が止まっている様に

自分はその

大きな胸にしっかりと抱き抱えられている様な

ゆるぎない幸福感にぞくっとする

けれども

貴女は遠い地にいて

自分の想いとは全く無関係に

書類に印などを押しているでしょう

それでいいのです

自分は

貴女と言う星の周りにいる

小さな一つの惑星にしかすぎないのですから

貴女が支障なく

その軌道を廻っていてくれて

何年目かに

ふっと重なる

日食の様に

時々

自分の事を

思い出してくれさえすれば