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一歩も

踏み込ませないのだ

自分の踏み込めないのだろうか

貴女の表情が

ぐっと突き刺す

この痛さ

近寄ってもいい距離を守って

終日

はしゃぎ

どんな楽しそうに振舞っても

霧も幻も

消えない

この深い寒さのなかで

どうしょうもなく

凍ってゆく自分を

もてあましている