自分は何が欲しかったのか

ほんの少しでいい

愛が欲しかっただけ・・・・

思いっきり甘い夢見て

一週間だけの

夢の世界に飛び込んだ

見知らぬ地から

バスが自分を運んでいく

夢の世界はとても遠く

疲れ過ぎた自分の目の前に

突然あの人が現れた

自分は何がしたかったか

喧嘩したかったわけじゃない

夢の世界はとても悲しく

毎日涙が自分の頬を濡らした

満たされない心が

自分の心をどんどん醜くする

何故すぐ怒るの?

すべて貴女が悪いんだよ

自分が何をしたの?

貴女は自分を信じていない

自分は必要以上の愛が

欲しかっただけ

自分は必要以上の

優しさが欲しかっただけ

自分のエゴだけで

あの人の優しさを踏みにじった

それ以来

あの人の愛は急激に冷えていった

もう自分に触れることはない

空しさだけが心の中を横切る

果かなく終わってしまった

夢の世界は

もう跡形もない

最後まで優しかった

あの人の微笑みを

一生忘れる事はないだろう