誰にも話しかけないでおこう

ひとすみにある大切なのもが

壊れてしまいそうだから

自分はそれを見て

思い出をたどり

愛や悲しみをよみがえれせ

何度でもなんどでも

喜びにひたるのだ

絶望に青ざめるのだ

古い香水瓶に微かに残る香の様に

はかなげに残る貴女の面影

自分はそれを

より近く引き寄せたと想えたり

果てしなく行ってしまったと想ったりする

そして

その微かなものが

自分を生き返らせたり

死なせたりするのだ

自分はいま

少しの希望を

貴女の面影に

重ねる事によって

ちょぴり生きているようなきがしている