在ったという過去の中に自分はない

在るだろうと言うあいまいな未来に自分はない

柔らかい息をし

涼しい眼をして

他人を見

華を見

空を見ている時

あるいは

活き良い水道の水をほどばしらせて

野菜を洗う時

人参の赤さ

ほうれん草の緑

大根の白さが

在ることの喜び

命の新鮮さをかきたてる

この震えるような愛しさ

昨日と明日の間

ただ

今だけ生きている

淡い雪の様な物が

自分・・・・・・・・・・・、







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