見ると言うことも

触ると言うことも

自分の在ることを

確かにするだけで

見ることや

見られることに疲れると

自分は消えたいと思う

触ることや触られる事が

うとましくなると

逃げたいと思う

でも

自分はいつもの人の

心に触っている

他人も自分に心に

触ろうとする

どんなに

消えていと思うと

逃げたいと思いと

そう想うことさえ