日常の暮らしの横っちで

あるいは

旅先の思わぬところで

つまみ食いをするように

出会い別れてゆく

それが終生

再会を重ねる事になったり

一度っきり紹介去れて

未知の街へかき消されたりもする

自分が

どんなに再会したいと望んでも

再会しな方がいいと願っても

なにかわからないものが

長い指の先で

つまんでくる人を自分は受け止め

そのつままれて来た人と

向き合う事だけ許された

受信機のようなものが自分で

それ以外の道筋は

不明瞭に

断たれている