深い眼で

今日生きていたかと問われると

どうも生きていてはいけなかったようなのです

では

死んでいたのかと問われると

どうも死んでもいんなかったようなのです

足跡を深しに出かけたけど

どうにもなかった

ふと暗い庭をを見ていると

洗たく物がひらひらしていて

やっと今日のアリバイを思い出した

自分は確かに

洗濯をしてしたのです

それはこの洗濯物がわずかに証明してくらます

信頼する自分の神様

どうか

生きていたのだという証明書を

一枚だけ自分にください

それが無いと

自分はこの過剰な時代に

うすいうすい

存在の影さえ

残すことができないのです