月日は流れて流れて

つなぎ合わされた一本の

長い鎖の様な

半生をひきずり

忘却の河にどっぷりつかって

この重い鎖をはずすことは不可能か

地上に落ちた一枚の枯れ葉

ああ

このようにやさしく枯れて見えた

けれども考えることは

生きるためのことばかり

そしていとしくも煩わしい鎖を

いっそう長くする