自分は押しつぶされる

人の善意に

人の悪意に

自分の中の自分の知恵が

愛が

人の善意を

人の悪意を

処理しきれない分量だけ

自分の胸に積って行く

それで自分は夜になると疲れるのだ

その比重だけ不幸になるのだ

夜の壁の中に

自分の死が近づいている

不幸の分量だけ確実に近づいている

自分には見えるのだ

自分の圧死体が青白い抵抗の炎を発して

眠りの中に落ちて行くのが

夜の意識の極点から