すぐらたもの欲しいのは

みんなだはない

大方の人は

間に合うもので間に合って

いらばそれでいいのだ

ただ

すぐれた良さを見抜き

それでなければならないと

熱望するものだけがそれを欲しがる

自分が欲しいのは

一つの熱望かちうること

そのためには

真夏の太陽のように

猛烈な印象を

貴女にたたきつけたい

それが愚かなものの愚かな愛であっても

生命の中に

美しい愛の燃焼を計って見たいと

密かな欲望が

自分を捉えて離さない