この路は特別な道

梅雨時にここを通るたび切れなくなる

あれは確か夏服に替わったばかりの日

初めて二人で並んで歩いたね

戻りたいようで戻りたくないあの頃

どうにもならないことがあるって

初めて知った

自分がみじめになりたくないばかりに

誰かを傷つけた

大事なものまで見えなくなって


この路は特別な道

街並ががらりと変わってしまっても

もう二度と二人で歩く事はないけど

エニシダ咲くたびと通ってしまうよ

戻りたいようで戻りたくないあの頃

どうにもならないことがあるって

初めて知った

自分の気持に素直になれていれば

大事なものが何かって気づいただろう

戻りたいようで戻りたくないあの頃

どうにもならないことがあるって

初めて知った

自分がみじめになりたくないばかりに

貴女を傷つけ

大事なものまで見えなくなってた