デジャヴ

透明なさざ波を

足にからませ遊んでる

はしゃいだ笑顔の中に

幼い頃が見え隠れして

いつの間にか

自分もそこで笑っている

ずーと前から一緒だった???

そんなデジャヴにとらはれて

あいまいな記憶 重なってゆく

きっとそうだね

同じ波にたわむれながら

ひとつひとつ確かめる

貴女はいたはずの

自分の景色を・・・・・・・・・


雨 粒


海に落ちてゆく雨粒は

泡とともに模様になって

波の中に消えてゆく

確かに落ちてゆくのに

そこに残るものはない

心に落ちてゆく涙も

きっとこんなふうに

何も残らず

消えていくのだろう

だから

また歩き出せる

悲しみを想いでに変えて・・・・・・・・