宝石店のショーケースの飾られた


宝石の様にではなく


たった一個


自分の中にある宝石


自分はいま


明るい色をした柔らかい布になって


ほのぼのとした


光に息づく宝石の貴女を


いっそう美しく輝かせ


布になっている自分は


何かの術にかけられた様に


いっそう


その光に


とらえられて


ゆくの・・・・・・・・・・・・・。