自分のそこは

もともと暗かった

しばらく

あなたと言う明かりがともって

まぶしかったというだけ

なのに

どうしてこの暗さが耐えられないのでしょう

以前はなんでもなかった

そう

そう思うのだ

この暗さは

血の気のひいた胸の奥へ

うっすらとよどんで来て

自分は立ち上がることさえ

できなくするのです