自分は


荒れ地のようなところへ

投げ出されている石

けものがけちらしたり
   踏みつけたりしてゆく

   もう自分には
   
   なにも残されていない

   しあわせ  
  
   希望 
  
   そんなものあったっけ 
  
石になった自分には

 
とても冷たく

ただ 


置かれている荒れ地を

さすって見るだけ 

かつてあんなに美しく

繁ってい草や木が

 今は枯れて
  
 石の自分に突き刺さるのだ

     そうだ

自分を突き放した 
 
  あなたのように・・・・・・。