本日は、N.ventricosa black peristome×peltataです。

①人工交配 :N.ventricosa black peristome×peltata
②入手時期 :2022年5月
③入手元  :Ito氏
④生長度合 :普通(・・?
⑤栽培難度 :簡単(・・?
⑥挿し木  :我が家での実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家では3cm前後
⑧雌雄   :?、我が家では開花実績無し
 
種子親のN.ventricosaは色々なバラエティーがあり、日本では最初に導入された在来系と云われるクリーム種を始め、レッド、レッドパッチ、アルビノ種等があります。クリーム種はやや暑がり、着袋には湿度を要求しますが、それ以外は概ね育てやすく着袋し易い種が多いようです。
Philippines、Panay島Madja-as山、Sibuyan島、Luzon島Bontoc Banaue地方やMayon山等に自生しており、1837年に記載された品種です。
本日紹介する交配親の'black peristomeはその名の通りリップが赤黒くなる個体の様ですが、我が家には2系統の個体がありますが何れもさほど赤黒くなりません。個体差があるとは思いますが…。
一方花粉親のN.peltataは、フィリピンミンダナオ島のHamiguitan山脈の上部800m~1600m辺りの斜面地に自生しており、この地域の固有種です。2008年に記載された新しい品種です。種小名は、『小さな盾』の意で、蔓のつき方が盾状に着いていることに由来するのでしょうか。確か発見当時はN.sp'Red Phantom'等と呼ばれていたように記憶しています。Phantomとは『幻影』『まぼろし』『亡霊』『幽霊』等の意であることから、赤い亡霊、赤い幽霊という事になるのでしょうか。発見当時、葉の裏が真っ赤で褐色の濃い毛が多く生えていたのを目にして、そう称されていたのでしょうかね(^▽^)/。やや高地帯に自生しているようですが、暑さにはさほど弱いわけではなく、真夏は多少の遮光をすれば栽培は比較的簡単です。
以上の両種による交配種で、2022年5月にいつもお世話になっているIto氏より戴きました。誠にありがとうございました。戴いて3年少々経過しました。一昨年8月に植替えした後から徐々にではありますが生長してきてくれているようです(^-^)。真っ赤な葉身に産毛が生える様はN.peltata似でしょうか。捕虫嚢は未だ小さいのですが、色合いや柄が良い感じになってきていましたヽ(^o^)丿。唯、昨夏の猛暑で大分ダメージを受け未だ完全には癒えていませんが少しずつ回復してきました。又、昨秋以降地際から腋芽が発生し徐々に生長着袋しています。これからの生長に期待したいと思います。下段写真上から、

1.入手した2022年5月3日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  既に草体がやや赤っぽい
2.2022年6月4日、全体的に色合いが濃くなってきた感じ(^^;
3.こちらは2022年6月28日に撮ったもので、こちらはこの時点での株
  姿。何とか着袋してきている様だε-(´∀`*)ホッ

1.こちらから四枚は2022年6月28日に撮ったもので、こちらは二つ前
  に着いた捕虫嚢。めっちゃ小さい(^^ゞ。未だ小指の先程もないよ
2.一つ前に着いた捕虫嚢。僅かに大きくなったかな(・・?
3.最新の捕虫嚢。確かに少しずつだが大きくなっているね~(^^♪
4.こちらは次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。これから更に大きくなって
  特徴が表れてくれるだろう

1.こちらから五枚は2022年8月20日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。何か調子はイマイチの様だ
2.鉢増しすることにした。根鉢を外した様子。僅かに根部が確認できる状態
3.一回り大きなプラ鉢に植替えたところ。これで爆発的生長を期待したいと
  ころだ(;^ω^)
4.この時点での最新の捕虫嚢。めっちゃちいさいね(^_^;)
5.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
6.2022年10月27日に撮った株姿。葉身が少しリーフジャンプしてき
  た感じ(*^。^*)

1.こちらから二枚は2022年11月22日に撮ったもので、こちらはこの
  時点での株姿。何となく良い感じで生長してきている様でε-(´∀`*)ホッ
2.この時点での最新の捕虫嚢。出来立ての様でリップは完成しきっていない
  様だね
3.こちらから四枚は2023年3月28日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。葉身がめっちゃ赤くなっているね
4.一つ前に着いた捕虫嚢。柄や色合いがdarkticになって良い感じだ
5.最新の捕虫嚢。艶々しているね~(??>?<?)。??
6.次に生長を始めた感のある蔓の先端部分。完成までには大分掛かりそうだ

1.2023年6月22日、この時点での最新の捕虫嚢。何となく独特な雰囲
  気になってきた感じ(*^^*)
2.こちらから四枚は2023年9月10日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。最新の葉身が若干リーフジャンプしてきているだろうか
3.一つ前に着いた捕虫嚢
4.こちらは左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢
5.次に生長を開始した蔓の先端部分。完成までには大分掛かりそうだ。これ
  から気温が低下してくるので更に良い感じになってくれることを期待した
  いもの

1.2023年9月27日、暑さも大分収まり次の捕虫嚢の赤ちゃんが生長し
  てきている
2.2023年10月5日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子
3.2023年10月25日、次の捕虫嚢の赤ちゃんが生長してきた
4.2023年11月10日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子。一
  寸出来がイマイチな感じ(^_^;)
5.2023年12月8日、左写真の捕虫嚢のその後。大した変化はない。光
  線の当たり具合で一寸艶感があるが…

1.2024年1月30日、こちらは最新の捕虫嚢。結構赤みがある感じだね
2.こちらから四枚は2024年2月29日に撮ったもので、こちらは左写真
  の捕虫嚢のその後。何かめっちゃdarkticになった(^_^;)
3.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。何となくもうすぐ完成しそうだ
4.次の葉身の蔓の先端部分が僅かに膨らみ始めた様だ
5.こちらはこの時点での株姿。生長はとても緩やかではあるが、少しずつ大
  きくなってきている感じ(*^。^*)

1.2024年5月31日、主茎に着いた最新の捕虫嚢。種子親のN.ventricosa
  に似る様である
2.2024年10月22日、猛暑の影響で大分ダメージを受けたがやっと着
  袋が始まった様だ
3.2024年11月10日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子。未
  だめっちゃ小さいね(^_^;)
4.こちらから二枚は2025年1月12日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。猛暑のダメージが痛々しく残っているが何とか復活してきて
  いる様で一寸ε-(´∀`*)ホッ。地際から発生した腋芽も少しずつ生長してい
  る様だ
5.生長してきた蔓の先端部分で、大分捕虫嚢の形がはっきりとしてきた。め
  っちゃショボいがもう少ししたら完成しそうだ

1.こちらから五枚は本日2025年6が18日に撮ったもので、こちらは現
  在の株姿。急に日照が強くなってきたのでボチボチ日除けをしないといけ
  ない様だ
2.現主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。完成までもう一寸と云った感じ
3.左写真の捕中嚢の赤ちゃんの次に、僅かだが生長し始めた感のある蔓の先
  端部分
4.地際から発生してきた腋芽に着いた外つ前の捕虫嚢。めっちゃショボくて
  一寸奇形気味だ(;^ω^)
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。多少ましになってきたかな

 

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