本日は、(N.rowanae×ampullaria・red-stripe)×(rowanae×ampullaria)の交配‐その10について紹介します。

①交配番号 :NO.58
②交配親  :(N.rowanae×ampullaria・red-stripe)[♀]×

       (rowanae×ampullaria)[♂]
③交配日  :2016年10月2日
④採取日  :2017年1月10日
⑤播種日  :2017年1月15日
⑥発芽確認日:2017年3月12日

種子親のN.rowanae×ampullaria・red-stripeは、2014年6月にJIPS殿の会員限定プレゼントに当選した品種になります。開梱した時点で、「空けてびっくり玉手箱」状態でした。とても大きな立派な苗のみならず、1株おまけというサプライズ付きで既にいくつもの補虫嚢が着いていました。この品種も見た目はN.ampullaria Redに良く似ており、濃い色合にややストライプの入ったリップが印象的です。グリーンタイプと比べ心持小振りの様です。唯、グリーンタイプよりも図体はでかくなる様ですので、何れは嚢も大きくなってくれればと思っています。
この二品種を交配してみました。運良く同時に開花しましたので、一寸sibってみました(*^^)v。グリーンからレッド、その中間的な個体群が出てくるだろうと想像されます。
唯、2017年管理不手際によりセルトレイに植付けた15個体の内1個体を覗いて全てドライアウトさせてしまいました(ノД`)シクシク。1個体だけビニールポットに植付けていたものが辛うじて残る結果になりました。が、2018年6月に棚を確認していると、何と播種鉢がそのまま残っており、中を確認すると実生が生きていました。

\(^o^)/。
そこで急遽10個体をセルトレイに植付けました。何とかこれで絶滅は逃れそうで一寸ε-(´∀`*)ホッです。唯、その後の生長は全く以って芳しくない状況が続いています。
ビニールポット植えの個体は2019年の春プラ鉢に鉢上げし、セルトレイの個体もビニールポットへ植付けしました。唯、プラ鉢に鉢増しした個体は★になってしまいました。今迄はビニールポット植えの5個体だけが残っていましたが、その後4個体を選別していました。更にグリーン系とレッド系2個体に絞って残すことにしました。レッド系はNO-2個体、グリーン系はNO-4個体となります。
今夏は異常な猛暑で灌水しても直ぐに乾くことが多く大分ドライアウト他で失ってしまいました。本種もNO-3個体がドライアウトで逝ってしまいました( ノД`)シクシク…。本日はNO-1個体とNO-4個体について記事をアップしました。下段写真左から、

1.こちらは種子親のN.rowanae×ampullaria・red-stripeで、green系に比べ
  やや小振り?
2.種子親の雌花。ガク片から大量の蜜が噴出しており、この時期が受粉に一
  番良いタイミングだと思う
3.こちらは花粉親のN.rowanae×ampullaria、アンプに似た丸々っとした感
  じで結構大きな嚢をバンバン着けてくれる秀逸種
4.花粉親の雄花。花粉袋が開く前は結構表面が赤く染まる。花粉袋が破れる
  と大量の花粉が出てくる。本種はとても花粉量が多かった

1.2016年10月31日、受粉して1ヶ月弱経過した状態だが、大分鞘が
  膨らんできた様子
2.2017年1月10日、蒴果と種子を撮ったもので、鞘は結構大きくなり
  結実はボチボチ良かった

1.こちらから二枚は2017年3月12日に撮ったもので、播種鉢内の様子。
  こちらの実生は双葉が三枚あるよ~。一番上の方と、一番下の方にも発芽
  し掛けの種子がある。見辛いが種実の中心部から緑の丸いのが覗いている
  のが分かる。徐々に背虫のように伸長し双葉が展開する
2.こちらも1芽だけ双葉が展開しているが、他に4芽程発芽しかけているも
  のがある。順調にいけば1ヶ月後には雨後の竹の子状態かも(・∀・)ニヤニヤ
3.2017年6月8日、大分発芽してきたようで、本葉も2~3枚程度展開
  してきた様子
4.2017年6月25日、取り敢えず15個体をセルトレイに上げたところ

1.2017年11月13日、僅かながら大きくなつて1個体をビニールポッ
  トに植付けた。下段の1個体が本種
2.こちらから四枚は2018年6月9日に撮ったもので、こちらは左写真の
  個体のその後の様子。冬場は全く成長しなかったが、最近僅かに大きくな
  ってきた感じ
3.最初にセルトレイに植付けた15個体の内1個体をビニールポットに植付
  けたが、その後そのままになっていた。が…、管理不手際により全てをド
  ライさせてしまった(´;ω;`)ウゥゥ
4.播種鉢のその後の様子。既に播種鉢は片付けたと思っていたが、何と棚の
  奥から出てきたのである(*^^)v。早速セルトレイに植付けることにした
5.先ずは10個体をセルトレイに植付けた。後日残りの個体を植替えようと
  思う。何とか残っていて良かった\(^o^)/

1.2019年1月29日、何時まで経っても大きくならないね~(:_;)
2.こちらから三枚は2019年2月26日に撮ったもので、こちらはセル個
  体のその後だが、未だ一ヶ月弱なので大した変化は無い。まともに育ちそ
  うなのは4個体程度だろうか
3.2018年6月にビニールポットに植付けた個体だが、殆ど大きくなって
  いないね~。まあ、今春にはプラ鉢に鉢上げしよう。そうすればボチボチ
  育ってくれるだろうか
4.最新の捕虫嚢だが全く色は載っていない。未だ全然本来の姿ではないので
  何とも言えないが、何れ化けてくれることを祈ろう(^^;
5.2019年5月5日、3個体をビニールポットへ植付けしたところ
6.2019年5月15日、1個体をビニールポットへ植付けしたところ。何
  とか大きくなって欲しいものだね~

1.こちらから四枚は2019年9月1日に撮ったもので、こちらは2017
  年にポット上げした個体だが、ドライアウトしかけて調子を崩していると
  ころに、芋虫にやられて散々だった。最近になって漸くまともに着袋し始
  めたε-(´∀`*)ホッ。これをNO-1個体として管理する
2.NO-1個体の最新の捕虫嚢。これではあまり良く判らないが、とってもまん
  丸でピンポン玉みたいなのである。何とか枯死せず成長して欲しいもので
  今後に期待(??>?<?)。??
3.こちらはNO-2個体。今春鉢上げしたものだが、高温期だったので何となく
  良い感じになってきた(^_-)-☆
4.NO-2個体の最新の捕虫嚢。未だ本来の姿ではないが、雰囲気的には当然だ
  がN.rowanae×ampullariaである。後はどんな色合いになるかだが…

1.こちらはNO-3個体。今春鉢上げしたものだが、高温期だったのでこちらの
  個体も良い感じだね~
2.NO-3個体の最新の捕虫嚢。NO-2個体のそれと殆ど変わらない雰囲気
3.こちらはNO-4個体。こちらも今春鉢上げしたもの
4.NO-5個体。今春鉢上げしたものだがイマイチ調子が上がらない感じ。しっ
  かり着袋はしている様だが…

1.こちらから四枚は2020年5月26日に撮ったもので、何れもNO-3個体。
  こちらは植替え前の株姿
2.根鉢を外した様子。根張りは大したことない様だ
3.4号プラ鉢に鉢増しした様子。これで少し葉大きくなって欲しいもの
4.ロアーの様子。ん~ん、何となくN.rowanae×ampullariaって感じだろうか
  (^'^)
5.こちらは2020年7月21日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。

  何とか活着した様で、最新展開した葉身はやや大きくなってきた様だが未だ
  着袋には至っていない

1.こちらから三枚は2020年6月9日に撮ったもので、何れもNO-1個体。
  こちらは植替え前の株姿。セルトレイからビニールポットに植え替えた時
  点では一番生長が良かったのだが、今は一番状態が悪い(^^;
2.根鉢を外した様子。根張りはまあこんなものだろうか
3.4号プラ鉢に鉢増しした様子
4.こちらは2020年7月21日に撮ったもので、こちらは現在の株姿。こ
  ちらの個体も何とか活着した様であるε-(´∀`*)ホッ

1.こちらから四枚は2020年7月21日に撮ったもので、何れもNO-2個体。
  何時鉢増ししたのか記録が無いのだが、こちらは現在の株姿。生長は何か
  イマイチって感じだね~(^^;
2.一つ前に着いたロアー。めっちゃショボイ捕虫嚢だが、リップは結構濃い
  色合いになった感じ
3.最新の捕虫嚢。色合いはまだまだだがこれからもう少しは濃くなってくれ
  るだろうか
4.こちらは最新の生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。結構大きくなってきた様で、
  本来の姿に近づきつつある気がする

1.こちらから五枚は2022年10月24日に撮ったもので。何れもNO-1個
  体。こちらはこの時点での株姿。主茎は既に朽ちて腋芽が細々と生きてい
  る感じ
2.こちらは二つ前についた捕虫嚢。比較的コロコロっとした感じ(^^)/
3.一つ前に着いた捕虫嚢。二つ前の捕虫嚢と大差ない
4.最新の捕虫嚢。こちらは結構コロコロっとした感じだ
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから五枚は2022年10月24日に撮ったもので。何れもNO-2個
  体。こちらはこの時点での株姿。主茎は頑張っており地際から2芽腋芽が
  発生し生長してきている
2.こちらは現主茎に着いた最新の捕虫嚢。若干面長な感じ(^^;
3.地際から発生してきた最初の大きめの腋芽に着いた二つ前の捕虫嚢。リッ
  プが赤黒く染まっている
4.地際から発生してきた最初の大きめの腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。こち
  らもリップが大分赤黒く色付いてきた
5.こちらは左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢で、完成して間近だか
  らか全体的にやや薄めの赤っぽい色合いだ
6.地際から発生してきた二番目の小振りな腋芽に着いた最新の捕虫嚢

1.こちらから五枚は2022年10月24日に撮ったもので。何れもNO-3個
  体。こちらはこの時点での株姿。主茎は既に朽ちて地際から腋芽が2芽発
  生しチマチマと生長している
2.こちらは最初に発生してきた腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。あまり良い形
  とは云えないかな(^▽^;)
3.最初に発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢。出来てあまり時間が経っ
  ていない様だ
4.二番目に発生してきた腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。一寸不細工ぎみ(^^;
5.こちらは左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢
6.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには未だ一寸時間が必
  要な様だ

1.こちらから六枚は2023年10月14日に撮ったもので、こちらから三
  枚はNO-1個体。こちらは現主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。形はまあまあだ
  が色合いが一寸(;^ω^)
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。若干色合いが載ってきた様だ
3.次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。良く見ると距が4~5本発生
  しているみたい(*^^*)
4.こちらから三枚はNO-2個体。主茎は力尽き地際から発生した腋芽が少し生
  長してきた枝に着いた一つ前の捕虫嚢
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。4個体の内一番色合いが濃い
  様だ
6.別の小さめの腋芽に着いた最新の捕虫嚢。ややぽっちゃり系かな(*^。^*)

1.こちらから六枚は2023年10月14日に撮ったもので、こちらから三
  枚はNO-3個体。こちらは現主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。他の枝葉に邪魔
  されたのか結構歪だ(^^ゞ
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。4個体の内では一番個性が無
  いかな(^-^;
3.次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少し掛かり
  そうだ
4.こちらから三枚は後からひょっこり出てきた個体で、リップに特徴がある
  様だったので残したもの。今後NO-4個体として管理しよう。主茎は朽ち地
  際から発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢。リップが平坦で幅が広い
  感じだね~
5.次に生長してきている腋芽に着いた最新の捕虫嚢。このリップの形状が固
  定化している様だ
6.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたもの。この様に口部が瓢箪みたいな
  形になることが多い様だ

1.こちらから六枚は2024年4月5日に撮ったもので何れもNO-2個体。こ
  ちらはこの時点の株姿。主茎は殆ど徒長することなく腋芽更新してしまう
2.小さい方の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。めっちゃショボいね(^_^;)。もし
  かしたらもう少し経つと力尽きるかもしれない
3.大きい方の腋芽に着いた二つ前の捕虫嚢。比較的濃いシックな色合いだ
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた一つ前の捕虫嚢
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。色合いもそうだが形もコロコ
  ロで良い感じ(??>?<?)。??
6.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。完成まで大
  分掛かりそうだ

1.こちらから六枚はNO-4個体。2023年11月10日に撮ったもので小さ
  い方の腋芽に着いた最新の捕虫嚢
2.こちらから二枚は2023年11月14日に撮ったもので、こちらは大き
  い方の腋芽に着いた最新の捕虫嚢
3.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたところ。リップは相変わらず瓢箪形
  になる様だ
4.こちらから三枚は2024年4月5日に撮ったもので、こちらは大きい方
  の腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢
6.こちらは小さい方の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。何とか挿し木増殖したい
  がNO-2個体と同様中々徒長してくれない(;O;)

1.こちらから六枚は2024年10月12日に撮ったもので、こちらから二
  枚はNO-1個体。こちらは最新の捕虫嚢。嚢自体はとても小さいが一番コロ
  コロかな(*^^*)
2.左写真の捕虫嚢の次に生長してきている最新の捕虫嚢の赤ちゃん。既にコ
  ロコロ感が…(^'^)
3.こちらから二枚はNO-2個体で、こちらは最新の捕虫嚢。3個体の内色合い
  は一番濃い様だ
4.左写真の捕虫嚢の次に生長してきている最新の捕虫嚢の赤ちゃん。既に色
  合いが載ってきつつある
5.こちらから二枚はNO-4個体で、こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。3個体中
  本個体のみグリーンに近くあまり色合いは載らない
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。一寸判り辛いが相
  変わらず特徴的な形のリップである

1.こちらから三枚はNO-4個体。こちらは2024年11月17日に撮ったも
  ので、徒長を開始している現主茎に着いた最新の捕虫嚢。僅かながら尻す
  ぼみになりつつある様だ
2.こちらから二枚は本日2025年3月22日に撮ったもので、こちらは徒
  長中の現主茎に着いた最新の捕虫嚢。明らかに尻すぼみになってきた
3.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。尻すぼみな
  のがはっきりわかるね(*^^*)
4.こちらから三枚はNO-1個体で本日2025年3月22日に撮ったもの。こ
  ちらは一つ前に着いた捕虫嚢。コロコロ度が高い様だ!(^^)!
5.左写真の捕中嚢の次に着いた最新の捕虫嚢
6.左写真の捕中嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。こちらは完
  全にぽっちゃり系だね(*^。^*)

 

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