本日は、N.veitchii Bario Akazukin×(N.lowii×ventricosa red)です。

①交配親  :N.veitchii Bario Akazukin×(N.lowii×ventricosa red)
②入手時期 :2023年7月
③入手元  :遊恵盆栽殿
④生長度合 :今のところ遅い
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax10cm前後
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

種子親のN.veitchiiは、マニア垂涎の一品だと思います。Barioは、ボルネオ島サラワク州の山間部にある小さな村(でした。今は存在しないとの話を聞いたことがありま
したが、2018年の夏にnepenlandさんが行かれたそうで未だ実在するそうです)で、東マレーシアに位置しインドネシアとの国境線に近い所です。あの耳たぶに大きな穴をあけて、でかい重そうなイヤリングをぶら下げている部族、クラビット族の居留地だったそうです。地形的にBarioは2000m級の山々に囲まれた1000m程度の盆地です。従って気候も穏やかですが、朝夕は結構涼しくなる、そんな場所に自生している品種です。
このN.veitchii Bario Akazukinは、赤みを帯びた捕虫袋と、大きな口部が特徴の品種で、捕虫袋は比較的コンパクトで少し毛が生えている個体の様です。一方花粉親の 
N.lowii×ventricosa redはN.lowiiの特徴をよく植え継いだ色合いの濃い筋らしい捕虫嚢を着けてくれる品種です。
この両種を交配した山田食虫植物農園殿オリジナル交配種で、実生由来のため多くのバリエーションがある様です。かなりの違いがあるとのことですが我が家の個体は果
たしてどんな感じになってくれるでしょうか。下段写真左から、

1.こちらから五枚は入手当時の2023年7月12日に撮ったもので、こちら
  は入手当時の株姿。結構立派な株である(*^^*)
2.入手時に既に着いていた一つ前の捕虫嚢。結構口部が立派てある(*^。^*)
3.左写真の捕虫嚢の口部をアップしたところ。ストライプもきれいに発現して
  いる
4.入手時に既に着いていた最新の捕虫嚢。未だ色合いは若干薄めの様である
5.左写真の捕虫嚢の口部をアップしたところ。ん~ん、中々良い感じ(*^^*)

1.2023年9月13日、やっと蔓の先端が膨らみ始めた
2.2023年10月2日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんのその後の様子。蓋が僅
  かに開き始めた
3.2023年10月8日、完全に完成した様だ。色合いは若干薄いがはんなり
  とした感じ
4.2023年11月2日、次の捕虫嚢の赤ちゃんが徐々に大きくなってきたよ
5.こちらから二枚は2023年12月2日に撮ったもの。色合いは薄めだが中
  々良い感じだ
6.裏蓋の様子をアップしたところ。色合いが結構毒々しいがN.lowiiの特徴で
  ある剛毛は未だ見てとれない

1.2023年12月8日、蓋が開き始めたばかりの捕虫嚢
2.2023年12月29日、左写真の捕虫嚢のぞ後の様子。まあ、ボチボチだ
  ろうか
3.こちらから四枚は2024年2月21日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。昨夏の猛暑には何とか耐え抜いたが、調子はイマイチってところ
  だろうか
4.こちらは二つ前の捕虫嚢。未だあまり大きくはないが少しだけズッシリ感が
  ある(*^。^*)
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた一つ前の捕虫嚢。こちらの方がリップの色合い
  が濃くて毒々しい感じだ
6.次に着いた最新の捕虫嚢。一寸奇形の様で捕虫嚢自体貧相で変形しているね

1.こちらから二枚は2024年5月11日に撮ったもので、こちらは最新の捕
  虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少し掛かりそうだ
2.最新の捕虫嚢。蓋が開いて間もないようでリップは未だ完成していない
3.こちらから四枚は2024年5月30日に撮ったもので、こちらは左写真の
  捕虫嚢のその後。大分darkticになってきた
4.左写真の捕虫嚢のリップをアップ。うぅ~ん、とっても良い感じ(*^。^*)
5.こちらは最新の捕虫嚢。全体的に色合いは薄い
6.左写真の捕虫嚢のリップをアップ。色合いは薄く一寸slenderな感じだ

1.2024年6月4日、最新の捕虫嚢。未だ何とか見られるがこれからの気温
  上昇と共に質は落ちていきそう
2.2024年7月25日、この時点での最新の捕虫嚢。蓋が開いて間もない様
  でリップは未だ完成していない
3.こちらから三枚は2024年9月9日に撮ったもので、こちらはこの時点で
  の株姿。この猛暑と熱帯夜の連続にも関わらず何とか耐え忍んでいるが、新
  葉が若干ケロイド様になっている
4.左から二枚目写真の捕虫嚢のその後の様子。随分と色合いがはだけている様
  である
5.次に生長してきている最新の捕虫嚢の赤ちゃん。これから徐々に気温は下が
  っていくので調子を取り戻してくれるだろう。地際からの腋芽発生が待ち遠
  しいね~(*^^*)

1.こちらから四枚は2024年12月11日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。何とか猛暑に絶え花穂が上ってきている
2.一つ前に着いた捕虫嚢。まだダメージがある様で捕虫嚢は着くには着いたが
  めっちゃショボい
3.こちらは左写真の捕中嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。やっと本種らしくなっ
  てきたε-(´∀`*)ホッ
4.左写真の捕中嚢の次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには少し時
  間が掛りそうである
5.2024年12月22日、地際から待望の腋芽が発生してきた(*^。^*)
6.2024年12月29日、左から四枚目の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子
  で、色合いは未だ白っぽい


1.2025年1月6日、雄花が開花した様子だが花粉の量が少なの様である
2.こちらから五枚は本日2025年2月26日に撮ったもので、こちらは現在
  の株姿。気温が低下してボチボチ調子が良くなってきている様である
3.一つ前に着いた捕虫嚢。結構色あいがgrotesqueぎみ(;^ω^)
4.左写真の捕中嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。こちらもリップがdarkticである
5.地際から発生してきた腋芽も徐々に生長してきている
6.こちらは地際から発生してきた腋芽に出来つつある最初の捕虫嚢の赤ちゃん
  完成までにはもう少し掛かりそうだが、どんな感じになるか楽しみだ

 

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