本日は、(N.Prosperity×N.Dyeriana)×(N.mirabilis var.globosa×rafflesiana(NO-3))の交配‐その3について紹介します。
①交配番号 :NO.59
②交配親 :(N.Prosperity×N.Dyeriana)[♀]×(N.mirabilis var.globosa×
rafflesiana(NO-3))[♂]
③交配日 :2016年9月18日
④採取日 :2016年12月30日
⑤播種日 :2017年1月3日
⑥発芽確認日:2017年3月12日
種子親のN.Prosperity×N.Dyerianaは、2014年2月に播種したもので、襟がダイエリアーナにやや似ているようで、比較的大きくなるタイプです。発芽~開花まで2年半程度でしたので、結構早かったように思います。3個体残しているうちの2個体で開花しました。もう1個体も別の花粉親と交配し、種子が採れ播種していますが、
発芽は未だの様です。
一方花粉親のN.mirabilis var.globosa×rafflesiana(NO-3)は、2014年3月に播種したもので、ややN.rafflesiana寄りの個体です。こちらも播種から2年半程度で開花に至りましたが、3個体残しているうちの本個体のみの開花でした。比較的低温にも強い様で、冬場でもボチボチ着袋してくれます。唯、少し小ぶりになってしまいますが、概して育てやすい品種だと思います。
この我が家で育種した二品種を交配してみました。種子親はN.mirabilis及びN.rafflesianaの血が流れていますので、強健種になってくれるのではないかと思います。
現在の様子からするとほぼN.mirabilis var.globosaに近い様に感じます。下段写真左から、
1.こちらは種子親のN.Prosperity×N.Dyerianaで、多少襟が大きくなる雰囲気
だが、草体はさほど大きくはくない
2.2016年9月24日、種子親の雌花。既に花粉を着けて少し経過した状態
3.こちらは花粉親のN.mirabilis var.globosa×rafflesiana(NO-3)、雰囲気的
にはN.rafflesianaにやや似た感じ。この交配種はこれ以外にも結構赤い斑
模様だったり、ピンク色だったり、色々な個体が出現している
4.花粉親の雄花。本種も結構花粉は量産型のようだ
1.蒴果と種子を撮ったもの。結実はとても良かった。この種子は結構種髪が長
い。発芽して植替え時に結構この種髪が邪魔になるよ(^O^)
2.こちらは今朝2017年3月15日、発芽の様子を撮ったもの。上に双葉と
三つ葉(・・?の2芽発芽している。又、左端にも2芽発芽が始まっている
1.こちらから三枚は2020年5月26日に撮ったもので、NO-1個体として管
理。こちらはこの時点での株姿。ビニールポット植えの状態のままだったの
で植替えることにした
2.植替えの為根鉢を外したところ。何と(◎_◎;)、根は殆ど廻っていないでは
ないか
3.4号プラ鉢に鉢増しした様子。これで少しは大きくなって欲しいものだが…
1.こちらから三枚は2020年7月12日に撮ったもので、NO-2個体として管
理。こちらはこの時点での株姿。ビニールポット植えの状態のままだったの
でこちらも植替えることにした
2.植替えの為根鉢を外したところ。こちらは多少根は廻っている様である
3.4号プラ鉢に鉢増しした様子
1.こちらから五枚は2021年9月28日に撮ったNO-1個体。こちらはこの時
点での株姿。何かめっちゃショボイ感じ。草体の雰囲気はN.rafflesianaに
似ている感じだ
2.株元の様子をアップ。こちらは割と賑やかなようで、3芽生長してきており、
既に着袋も始まっている
3.主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。そのまま両親を足して割った感じだろうか
4.主茎に着いた最新の捕虫嚢
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少し掛かりそう
1.こちらから四枚は2021年9月28日に撮ったNO-2個体。こちらはこの時
点での株姿。こちらも成長はあまり捗々しくない様だ。草体の雰囲気はどち
らかと云えばN.mirabilis var.globosaっぽい感じ
2.こちらは二つ前に着いた捕虫嚢。NO-1個体と大差はない感じ
3.一つ前に着いた捕虫嚢。こちらは随分ドスグロイ感じに染まっている(^^)/
4.最新の捕虫嚢。未だ色合いは薄目だがこれから徐々に色付いてくるであろう
1.こちらから六枚は本日2024年9月27日に撮ったもので、こちらは現在
の株姿。既に主茎は朽ち腋芽がチマチマと生長している感じ
2.既に花穂が伸び始めている。この様子からすると雄花の様である
3.現主茎に着いた最新の捕虫嚢。他の枝葉に邪魔され随分と歪になっている
4.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん
5.地際から発生してきている腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。ややslenderで蓋が欠損してい
る。N.mirabilis var.globosaに似る様である
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