本日は、N.gracilis Red big pitcher×ampullaria(I)-その8について紹介します。

①交配親  :N.gracilis Red big pitcher×ampullaria(I)    
②種子入手日:2016年3月25日
③播種日  :2016年4月25日
④発芽確認日:2016年6月4日

本交配の種子は2016年の3月に、何時もお世話になっている山田食虫植物農園殿よりお分け戴いたものです。本種子の種子親はN.gracilisでその名の通り嚢が赤く大き
くなるタイプ、一方花粉親はN.ampullaria(I)です。と言っても実際タイプ(I)がどの様なものか不詳なのですが…(^^;。
戴いてすぐに播種しようと思っていたのですが、すっかり失念してしまい1ヶ月後の播種となってしまいました。素焼鉢に硬質鹿沼土に播種しました。種子自体充実したものが多かったのですが、発芽状態は最悪でした。同時に戴いた種子でN.gracilis big pitcher×ampullaria(記事はこちらから)はボチボチ発芽は良く、その後の成長も割
とスムーズだったのですが…。
発芽は僅か6芽程度で、その後の成長も全くと言って良いほど悪い状態が続き、セルトレイに植替え後も瀕死状態でした。結果的にはビニールポットへ植替えが出来たのは2個体のみで、1個体は既にお★様なってしまいました(ノД`)シクシク。
最初にビニールポット上げした個体は何とか形になってきていましたが、何時の間にか帰らぬ子に・・・・。現在もう1個体は何とか生き残ってくれている様で、2020年9月にビニールポットから4号プラ鉢に鉢増ししました。
結局この1個体のみとなってしまいました。と思っていたのですが、2021年の1月に新温室へ移動させた折、嬉しいことにもう1ポット出てきました\(^o^)/。但し色合いはあまり良くない様です。この2021年夏期でも大した生長はしなかった様です。これからボチボチ見られるようになってくれればと思っていますが、中々上手い具合にいきません。ボチボチ挿し木更新時期でしょうか(;´д`)。下段写真左から、

1.戴いた当日の2016年3月25日に撮った種子の様子。充実した種子な
  ので発芽は期待できそう
2.2016年9月22日、6芽発芽した内の5個体をセルトレイに植付けた
  様子で、左から二列目の5個体が本種
3.2017年4月27日、全く大きくならない状況が続いている。上から二
  番目の個体は消えてしまったので、後セルトレイにあった1個体を植替え
  た様子

1.2017年8月19日、一番大きな個体をビニールポットに鉢上げした様
  子。この個体をNO-1として管理
2.こちらから三枚は2017年12月30日に撮ったもので、こちらはこの
  時点での株姿。まだまだ小さいが、何とか形になってきつつある
3.一つ前に着いたロアー。N.gracilis big pitcher×ampullariaよりもやや
  赤味が濃い感じ
4.こちらは最新のロアー。更に色が濃くなってきた感じ。本来の姿になるに
  は未だ時間がかかりそう。N.gracilis big pitcher×ampullariaと比べ生
  長は雲泥の差がある
5.こちらから二枚は2018年3月30日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。若干大きくなったのだろうか、大して変わりにいようにも見
  える
6.最新の補虫嚢。雰囲気的には殆どN.gracilisって感じだろうか

1.こちらから四枚は2018年5月23日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。未だ一寸小さいが中々大きくならないので4号プラ鉢に植替
  えることとした
2.最新の捕虫嚢。色合いはまあまあだが、N.ampullariaは何処へいった(・・?
3.植替えの為根鉢を外した状態。鉢底に少しだけ根がとぐろを巻いている
4.4号プラ鉢に植付けた様子。これで少しは大きくなってくれるだろうか
5.こちらから四枚は2018年9月10日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。多少大きくなったが、置き場所の問題から端っこに追いやら
  れて一寸青瓢箪状態^_^;
6.一つ前に着いた捕虫嚢、色合いは悪く形もほぼN.gracilis(^^;
7.最新の捕虫嚢だが、たいして左写真の嚢と変わりようはない
8.次に成長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。あまりにも青瓢箪過ぎるのでこの朝少
  し陽当たりの良い場所へ移動させたよ(^^)v

1.2017年10月19日、二番目にビニールポットに鉢上げした個体。今
  にも逝きそうな感じ。結局この2個体のみとなってしまった。これをNO-2
  個体として管理する
2.こちらは2017年12月30日に撮ったもので、左写真の個体のその後
  の様子。果たして生き残ってくれるか一寸疑問なところだが…
3.こちらから三枚は2018年9月10日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。何とか生き永らえてくれている様でε-(´∀`*)ホッ
4.一つ前に着いた捕虫嚢。NO-1個体と比べて斑模様がはっきりとしている感
  じ
5.最新の捕虫嚢。まだまだ海の物とも山の物とも…

1.こちらから四枚は2020年9月26日に撮ったもので、こちらは何れも
  NO-2個体で、こちらはこの時点での株姿。早速プラ鉢に鉢増しする事とし
  た
2.根鉢を外したところ。大した発根量ではない感じ。雑草の根はしっかりし
  ている(^^;
3.こちらはこの時点で着いている最新の捕虫嚢。結構濃い色合いになってい
  るようで、これからの生長がとても楽しみ(^_-)-☆
4.4号プラ鉢に鉢増ししたところ。N.gracilis big pitcher×ampullaria(I)
  は比較的個体数が維持できているが、本種はこの1個体と、今年初めに新
  温室に移動時1ポット出てきたので2個体となった。何れも何とか無事に
  生長して欲しいものだ

1.こちらから五枚は2021年4月21日に撮ったもので、何れもNO-2個体。
  こちらはこの時点での株姿。昨年までは温室に入れていなかったせいもあ
  り生長はイマイチ
2.株元を覗いたら小さな腋芽が発生していた(^_-)-☆
3.こちらは最新の捕虫嚢。やっと着袋が始まったせいか、色合いはイマイチ
  の様だ
4.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん
5.最新の捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには大分かかりそうだ

1.こちらから五枚は2021年4月21日に撮ったもので、この1月に新温
  室へ移動時ひょっこりと出てきたものでNO-3個体として管理する。こちら
  はこの時点での株姿。週末に時間をみて4号プラ鉢へ鉢上げしたいものだ
2.一つ前に着いた捕虫嚢。一寸dirty(^^;
3.最新の捕虫嚢。今のところNO-2個体よりも色合いは薄い様であるが、果た
  してこれから化けてくれるだろうか
4.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから六枚は2021年10月5日に撮ったもので、何れもNO-2個体。
  こちらは現在の株姿。若干徒長し地際から腋芽も発生している
2.地際から発生した腋芽の様子。既に着袋が始まっている
3.主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。ややslenderな感じ
4.こちらは同じく主茎に着いたもので最新の捕虫嚢。色合いが中々良い感じ
  (^^)/
5.主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。この時点で大分色付いてきている。
  完成までにはもう少しかかりそう
6.こちらは地際から発生した輪は芽に着いた最新の捕虫嚢

1.こちらから六枚は2021年10月5日に撮ったもので、何れもNO-3個体。
  こちらは現在の株姿。植替えようとしていたが未だ植替えてなかった様だ。
  (^^;
2.こちらも既に地際から腋芽が発生してきており、既に着袋が始まっている
3.地際から発生した腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢
4.地際から発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢
5.主茎に着いた一つ前の捕虫嚢
6.主茎に着いた最新の捕虫嚢。何れの捕虫嚢もリップ手前先端部が内側に詰
  むんでいる。地際に着いた捕虫嚢は普通のリップなのだが…

1.此方から六枚は2022年10月14日に撮ったもので、何れもNO-2個体。
  こちらはこの時点での株姿。主茎は翳りが出てきた様で、地際から2芽発
  生している腋芽に期待したいところだ
2.地際の腋芽の様子をアップ。ボチボチ賑やかになってきた様だ§^。^§
3.地際から5cmていどのところから発生してきた腋芽に着いた二つ前の捕
  虫嚢。一寸slenderだね
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。リップの色合いが良い感じ
5.地際から発生してきたやや大きめの腋芽に着いた最新の捕虫嚢
6.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。ぷっくらとしていて間もなく完
  成しそうだ

1.こちらから五枚は2023年11月2日に撮ったもので、新温室内で管理
  しているNO-2個体。こちらはこの時点での株姿
2.左写真の株の頂芽をアップしたところ。枯れそうで枯れない感じだ(*^^*)
3.地際から発生してきた腋芽の様子。少しずつだが大きくなってきているね
4.地際から5cm程度上の節から発生してきた腋芽の様子。こちらも少しず
  つだが生長してきている様である
5.地際から更に次の腋芽が発生してきており既に着袋も始まっている(^-^)

1.こちらから六枚は2023年11月2日に撮ったもので、何れもNO-2個体
  のもの。こちらは主茎に着いた一寸奇形ぎみな捕虫嚢(;^ω^)
2.こちらは地際から最初に発生してきた腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢
3.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。リップの色合いが一寸渋いか
4.こちらは地際から5cm程度上の節から発生してきた腋芽に着いた一つ前
  の捕虫嚢
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。まあ、こんなものだろうか
6.地際から発生してきた最新の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。リップの色合い
  が一寸目立つ感じ

1.こちらから六枚は本日2024年9月25日に撮ったもので、こちらは現
  在の株姿。主茎は大分徒長し地際から大き目の腋芽と小さめの腋芽が育っ
  ており、更に最近発生してきたと思われる腋芽も確認できる
2.こちらは現在の主茎の頂芽の様子。一寸力不足になってきている様でボチ
  ボチ逝きそうかも。唯、しっかりと着袋している
3.地際から発生し生長している大き目の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。色合い
  はイマイチの様だ( ;∀;)
4.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。少しずつ柄
  色合いが載ってきたようだ
5.地際から発生してきた小さい方の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。めっちゃ小
  さいね(^^ゞ
6.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。蓋の部分に
  割れ目が…。ボチボチ完成しそうだ

 

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