本日は、N.macfarlanei×ventricosaです。
 
①人工交配 :N.macfarlanei×ventricosa
②入手時期 :2019年10月
③入手元  :ドラティーさん
④生長度合 :普通
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :?、我が家では挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:16cm
⑧雌雄   :?、我が家では開花実績無し

種子親のN.macfarlaneiは、マレー半島の東側の山脈の、標高900~2150mの辺りにかけて、やや日陰になった部分を好んで自生する高地性種で1905年に記載されました。夏場は一寸暑がりますが、強めの遮光下で栽培すれば低地性種と共存は可能です。様々なフォームが存在する様ですが、特に純白色となる個体は非常に美しく観賞価値は高いものです。我が家でも栽培していましたが、3年程度で逝ってしまい久しいです。
一方の花粉親は1837年に記載された種で、沢山の交配親としても使用されている超有名な品種でしょうか。Philippines、Panay島Madja-as山、Sibuyan島、Luzon島Bontoc Banaue地方やMayon山等のやや高地に自生しており、低温には強い品種です。又、バラエティーにもよりますが、一般的には高温、乾燥にも強いものが多く栽培しやすい品種です。特に在来クリーム種と呼ばれる個体は自然の芸術だと思っています(^^。
本種は以上の両親によるハイブリットです。ブログでお世話になっているドラティーさんからお譲りいただきました。誠にありがとうございました。我が家の劣悪温室でも何とか育ってくれる様に思います。
捕虫嚢の形状など雰囲気的にはN.ventricosaに似るようですが、リップはストライプが入るところや形状からしてN.macfarlanei似でしょうか、今までは角張が無かった様ですが、最近は結構角張るものも出てきました。
2020年5月に鉢増しして一寸愚図りぎみでしたがそれ以降も何かイマイチな感じがします。冬季は調子が低迷したままでしたが、2022年3月頃から漸く着袋が始まりました。現在は既に主茎は力尽きてしまいましたが、最初に発生した腋芽が徒長しています。又、地際から次の勢いのありそうな腋芽が発生し生長してきました(*^^*)。
その後ボチボチの状態ですが、最近の猛暑で少々ヘタリ気味です(´;ω;`)ウッ…。下段写真左から、

1.入手当日の2019年10月26日に撮ったもので、この状態でいただい
  た。結構りっぱな苗で将来が楽しみ。それに捕虫嚢も二つ着いているよ~
  (*^^*)
2.最新の捕虫嚢。雰囲気的にはN.ventricosa似か。リップはストライプが入
  るところや形状からしてN.macfarlanei似の様に思う
3.一つ前に着いた捕虫嚢。リップの艶々したところとストライプが微妙に良
  い感じ(^^♪

1.こちらから四枚は2020年2月4日に撮ったもので、こちはこの時点で
  の株姿。青瓢箪だったが、徐々に光線量を増やしてきたので、若干葉身が
  赤味を帯びてきた
2.最新の生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
3.一つ前の葉身に出来つつある生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。こちらが一番
  大きい様だとは云っても大したことはないが(^^;
4.二つ前の葉身に出来つつある生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。我が家の環境
  に慣れてきたのか、一挙に3つ生長してきたよ~\(^o^)/

1.こちらから四枚は2020年3月16日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。光線量が多くなってきた様で、葉身は大分赤くなった
2.最新の捕虫嚢。僅かにストライプが見てとれるが、リップの角張は未だ現
  れていない様だ
3.一つ前に着いた捕虫嚢
4.こちは最新の生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。何かプリンプリンって感じだ
  ね~(;^ω^)

1.こちらから三枚は2020年5月20日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。戴いて以来ずっとビニールポットのままだったので、この後
  植替えしたのだが撮るのを失念していたのだろうか、写真が見つからなか
  った
2.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。僅かだが大きくなった気がする(^-^;
3.こちらは最新の捕虫嚢で、開いて間もない様でリップは未だ反り返ってい
  ない
4.2020年7月22日、完成して少し時間が経過した時点の捕虫嚢。
  N.ventricosaに似て大分リップに角張が出てきた様だ
5.こちらから二枚は2020年9月20日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。この5月に4号プラ鉢に鉢増ししたが、陽の五一寸愚図って
  いる感じ。唯、草体は若干大きくなってきているかな(・・?
6.最新の捕虫嚢。と云っても植替え後から少し愚図り気味で着袋していない
  ので、これは出来てある程度時間が経っていると思う

1.2021年2月25日、鉢増し後暫く沈黙を守っていたがやっと捕虫嚢が
  形成されてきた。何となくでかくなりそうな気配が…
2.2021年2月4日、いよいよ捕虫嚢の蓋が開き始めたよ~§^。^§
3.こちらから二枚は2021年2月10日に撮ったもので、こちらはやっと
  蓋が開き切って完成した様子。とはいえ、未だリップは完全ではない
4.左写真の捕虫嚢をアップした様子。プラティカイラの様に丹平だが、これ
  からベントリ宜しく角張ってくる
5.2021年2月19日、完全に角張った。何かめっちゃ艶めかしくてとて
  もbeautifulだね

1.こちらから四枚は2021年3月4日に採ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。鉢上げ後少しずつ大きくなってきた
2.株元を覗いてみたら、オォ~(◎_◎;)、待望の腋芽が顔を覗かせているで
  はないか。今春以降の生長に期待が持てそうである
3.現在着いている捕虫嚢は一つだけ;つД`)。我が家では夜温が低いのでも
  う少し暖かくなればバンバン着けてくれる筈(^^ゞ。こちらはこの時点で
  の捕虫嚢の様子。随分濃い色合いになった
4.こちらは左写真のリップを拡大した様子。この色合いとこの角張は結構厳
  つい感じだ

1.こちらから六枚は2022年3月15日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。冬場は調子が悪いが最近少し元気になってきただろうか
2.こちらは主茎に着いた最新の捕虫嚢。未だリップは完全には完成していな
  い様だ
3.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたもの。僅かにストライプらしきもの
  が確認できる様な…。これからリップは角張ってくる
4.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。なんか大分雰囲気が変わってき
  そうな予感が…
5.こちらから二枚は地際から発生した腋芽に着いたもの。こちらは最新の捕
  虫嚢で蓋が開いてきた様子。完成までには数日かかりそう
6.こちらは左写真の捕虫嚢の次に出来つつある赤ちゃん。完成までにはもう
  少しかかりそうかな

1.2022年3月22日、地際から発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢
2.こちらから二枚は2022年3月29日に撮ったもので、こちらは主茎に
  出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少しってところだろう
  か
3.地際から発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢で、未だ開いて間もない様で
  リップは完全には完成していない
4.2022年4月1日、主茎に着いたもので、この捕虫嚢はリップの角張が
  とても良い感じ?だ
5.2022年12月3日、主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。写りの問
  題もあるが捕虫嚢の色合いがめっちゃ悪そう(^^;)

1.2022年12月3日、地際から発生してきた腋芽に出来つつある捕虫嚢
  の赤ちゃん
2.2022年12月15日、左写真の捕虫嚢の現在の様子。蓋が開き始めた
3.こちらから三枚は2022年12月20日に撮ったもので、左写真の捕虫
  嚢のその後の様子。結構時間がかかっている様で未だ完成していない
4.こちらは主茎に着いた捕虫嚢。やはり色合いは大分薄くなってきた様だ
5.主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには大分掛かりそうだね

1.こちらから六枚は2023年6月16日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。主茎は力尽きてしまったが、最初に発生した腋芽が少しずつ
  生長してきている
2.地際から次の腋芽が発生してきた。これは結構勢いがありそうなのでこれ
  からの生長に期待が持てる(*^。^*)
3.三つ前に着いた捕虫嚢。少しずつdirtyになってきた(^^ゞ
4.二つ前に着いた捕虫嚢。こちらは既に蓋が朽ち始めている
5.一つ前に着いた捕虫嚢。ボチボチミドル寄りになってきた様だ
6.最新の捕虫嚢。これからの更なる生長に期待したいものだ

1.こちらから六枚は本日2024年1月14日に撮ったもので、こちらは現
  在の主茎の様子。生長はイマイチだろうか
2.こちらは地際から発生してきた腋芽が少しずつ生長している様子。着袋は
  良い様だ
3.地際から発生してきた腋芽に着いた二つ前の捕虫嚢。色合は中々良い感じ
  だね~(*^^*)
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた一つ前の捕虫嚢。こちらの方が一寸darktic
  な雰囲気
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。できて余り時間が経っていな
  いのか一寸色合いは薄い様だ
6.こちらは現主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少し
  時間が必要かな(^_^;)

1.こちらから六枚は本日2024年7月22日に撮ったもので、こちらは現
  在の株姿。この猛暑で少々ヘタリ気味だが何とか持ちこたえて欲しいね
2.現主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。状態はイマイチの様だ
3.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。色合いはやや薄くなってきた
  感じである
4.地際から発生してきた腋芽に着いた二つ前の捕虫嚢。色合いはやや濃い目
  だろうか
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた一つ前の捕虫嚢。こちらの捕虫嚢の方が状態
  は良くない感じ(;^ω^)
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。色合いは大分薄くなってきた
  早く涼しくなって欲しいものが、後1.5ヶ月程度は我慢だろうか

 

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