本日は、N.truncata×peltata)×peltataです。
①交配親 :N.truncata×peltata)×peltata
②入手時期 :2022年4月
③入手元 :タメさん
④生長度合 :やや遅い
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木 :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax6cm前後
⑧雌雄 :?、我が家での開花実績無し
N.truncataは、1911年にMacfarlane氏によって発見されました。フィリピンのミンダナオ島の北部から中央部の標高0m~1500mにかけて自生しており、ミンダナオ島の固有種です。最も、一般的には標高230m~600mにかけての山中が多いようです。本種は他のNepenthesと見紛う事は多分無いと思います。それは本種の最大の特長である葉にあることです。ハエトリソウの葉の様に截形の軍配型をしており、葉の表面には白色短毛が密生しています。その形は何か理由があるのでしょうかね。自生地では、地上及び樹上に着生して生息しています。捕虫嚢の形はずんぐりむっくりからスレンダーな形等様々です、その大きさは種類によっては最大50cm程になるものもあります。又、色彩も非常にバリエーションが多いようです。
一方花粉親のN.peltataは、フィリピンミンダナオ島のHamiguitan山脈の上部800m~1600m辺りの斜面地に自生しており、この地域の固有種です。2008年に記載された新しい品種です。種小名は、『小さな盾』の意で、蔓のつき方が盾状に着いていることに由来するのでしょうか。確か発見当時はN.sp'Red Phantom'等と呼ばれていたように記憶しています。Phantomとは『幻影』『まぼろし』『亡霊』『幽霊』等の意であることから、赤い亡霊、赤い幽霊という事になるのでしょうか。発見当時、葉の裏が真っ赤で褐色の濃い毛が多く生えていたのを目にして、そう称されていたのでしょうかね(^▽^)/。やや高地帯に自生しているようですが、暑さにはさほど弱いわけではなく、真夏は多少の遮光をすれば栽培は比較的簡単です。
以上の両種による交配種で、2022年4月に何時もお世話になっているタメさんより戴きました。誠にありがとうございました。N.peltataの遺伝が75%で草姿は
N.peltataに良く似ている様に思います。唯、葉身形状はやや截形の軍配型をしておりN.truncata寄りでしょうか。
今回、2個体戴きました。1個体目(我が家ではNO-1個体と呼称)はややポッチャリの捕虫嚢を着けN.peltataに似ている様に思います。他方の2個体目(我が家ではNO-2個体と呼称)はスレンダーな面持ちでN.truncata寄りの様に思います。唯、未だ幼体ですので、これからの生長をしっかりと経過観察していきたいと思います。その為にも枯らさない様にせねば…(^^ゞ。下段写真左から、
1.こちらから五枚は何れもNO-1個体。こちらから二枚は、戴いた当日の20
22年4月7日に撮ったもので、こちらはその時点の株姿。色合いや産毛
等N.peltataの形質が現れている様で、葉身はN.truncata似の様である
2.新しい生長途中の捕虫嚢の赤ちゃんが既に着いていた
3.2022年4月26日、大分生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。既に蓋が僅
かに開き始めている様だ
4.こちらから二枚は2022年5月7日に撮ったもので、左写真の捕虫嚢が
完成した様子。リップにはストライプが少し見てとれる
5.こちらはこの時点での株姿。1ヶ月前と変わりようはないが何となく良い
感じだろうか(・・?
1.こちらから六枚は何れもNO-2個体。こちらから三枚は、戴いた当日の20
22年4月7日に撮ったもので、こちらにはその時点の株姿。NO-1個体と
同様色合いや産毛等N.peltataの形質が現れている様で、葉身はN.truncata
似の様である
2.既に完成していた捕虫嚢。結構色合いが濃く一寸slenderぎみの様で
N.truncataの雰囲気があるかな(・・?
3.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。ボチボチ完成しそうな雰囲気
4.こちらから三枚は2022年5月7日に撮ったもので、こちらはその時点
での株姿。戴いた時点で展開中であった最新の葉身はすっかり大人になっ
た(^^
5.戴いた時点で既に着袋していた捕虫嚢のその後。若干色合いがdarkticに
なった程度だろうか
6.こちらは完成した最新の捕虫嚢。リップにはストライプが発現しているが
色合いが全体的に赤いので目立たない(^▽^;)
1.こちらから四枚は2022年7月6日に撮ったもので、こちらから二枚は
何れもNO-1個体で、こちらはこの時点での株姿。少しリーフジャンプし大
きくなってきている様だ
2.こちらは最新の捕虫嚢。一寸ポチャ気味でN.peltata似の雰囲気である
3.こちらから二枚はNO-2個体。こちらはこの時点での株姿。最新の葉身がや
っとリーフジャンプを始めた様だ
4.こちらは最新の捕虫嚢。ややslenderでN.truncata似の様だ
1.こちらから六枚は2022年12月3日に撮ったもので、こちらから三枚
はNO-1個体。こちらはこの時点での株姿。生長は遅々としている
2.最新の捕虫嚢。って云っても出来て少し時間が経っている
3.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには大分かかりそうだ
4.こちらから三枚はNO-2個体。こちらはこの時点での株姿。こちらも生長は
遅々としている
5.こちらは最新の捕虫嚢。slenderだが未だ本来の姿ではない筈だ
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。こちらも完成まで時間が掛かりそう
だ
1.こちらから六枚は本日2023年7月8日に撮ったもので、こちらから三
枚はNO-1個体。こちらは現在の株姿。相変わらず生長は遅々としているが
若干葉身は大きくなってきている様だ
2.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。何か既にdirty(;^ω^)
3.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。N.peltataの雰囲気が大分出て
きたかな
4.こちらから三枚はNO-2個体。こちらは現在の株姿。こちらもNO-1個体同
様生長は遅々としているが、最新の葉身はリーフジャンプしてきている様
だ
5.一つ前に着いた捕虫嚢。結構N.truncataしている感じ(*^^*)
6.最新の捕虫嚢。一寸縮まった(・・?。この時点ではリップのストライプが
割と鮮明に見える
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