本日は、N.vogelii×ventricosaです。
①人口交配種:N.vogelii×ventricosa
②入手時期 :2021年1月
③入手元 :HIPS殿
④成長度合 :やや遅め
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木 :?、我が家での挿し木実績なし
⑦嚢の大きさ:12cm程度
⑧雌雄 :?、我が家での開花実績無し
種子親のN.vogeliiは、ボルネオ島、サラワクの固有種で2002年記載種です。標高1000~1500m辺りの低山帯に自生する種ですが、比較的耐暑性があり夏場
涼しい環境で育てれば冷房無しでも大丈夫です。捕虫嚢はとてもはっきりとした柄・色彩で、下位補虫嚢はまさしく煙管の様に細長い筒状の形を呈します。アッパーは典
型的な漏斗形になる様で、襟の部分が緑地に紫色のストライプ模様が入る様になる魅力的な品種だと思います。
一方花粉親のN.ventricosaは、フィリピンの固有種でルソン島ボントックバナウェ地方やマヨン山の高地、シブヤン島等の標高1000~2000mにかけて自生する品種です。本種には色々とバラエティーがあります。一般的にN.ventricosaのロゼットに着くロアーは、上部が赤、下部がクリーム色のツートンカラーになるケースが多いようです。何れの品種も翼、その痕跡すら全く無いのがN.ventricosaの特徴ですね。高温低温に強く育て易い品種が多い様です。
本日はこの両種を交配したものになります。昨年1月にHIPS殿より購入した個体です(^-^)。未だ幼体ですが、樹勢はまあまあの様に感じます。捕虫嚢は今のところ両種
の中間よりややN.vogelii寄りでしょうか。ボチボチ生長してくれていますが、生長速度はやや遅めなのかもしれません。それにこの真夏は一寸暑過ぎたのか調子はイマイチでしたが、最近は何とか何時も通りの様です。着袋率は100%でよゐこですね(^_^)。下段写真左から、
1.入手当日の2021年1月15日に撮ったもので、植物体全体を撮ったも
の。雰囲気的にはややN.vogelii寄りだろうか
2.二つ前に着いた捕虫嚢。一寸黄色っぽい感じの色合いと、とてもくっきり
とした斑模様が目立つ。リップは若干N.ventricosaがかかってるかな(・・?
3.一つ前の捕虫嚢。バナナみたい(^-^;
4.最新の捕虫嚢。リップの色合いが大分濃くなってきた様だ
1.こちらから三枚は2021年1月21日に撮ったもので、2号ビニールポ
ットから4号プラ鉢に植え替えることにした。と云ってもこの時期の植替
えは温度が無いと良く無い。だからというわけではないが、鉢増しするこ
とにした
2.根鉢を外したところ。未だ大して根は廻っていない様だ
3.4号プラ鉢にミズゴケで植付けたところ。何とか活着して、今春以降爆発
して欲しいものだね~(^.^)
1.こちらから二枚は2021年3月21日に撮ったもので、こちらはこの時
点での株姿。生長はボチボチってところだろうか
2.最新の捕虫嚢。色合いはイマイチって感じだね(^^ゞ
3.2021年5月8日、若干捕虫嚢が大きくなった雰囲気で、今正に蓋が開
かんとしている
4.2021年5月13日、こちらは左写真の捕虫嚢が完成した様子。出来た
ての捕虫嚢はリップが全体的に赤味がかっているが、時間の経過とともに
色合いは落ち着いてくる
5.2021年6月10日、次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。完成ま
でもう一寸って感じだね~
1.こちらから五枚は2021年7月21日に撮ったもので、こちらはこの時
点での株姿。ほんの少しは大きくなっただろうか
2.二つ前に着いた捕虫嚢。スタイルと色合いはN.vogeliiに似ているかな
3.一つ前に着いた捕虫嚢。リップとストライプがとっても良い感じ。リップ
はN.ventricosa似かな
4.最新の捕虫嚢だが、出来て少し時間が経っており、リッブの赤味は薄くな
っている
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん
1.2021年8月1日、蓋が開いて間もない様で、襟は未だ完成していない
2.2021年10月4日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。もう少ししたら完
成しそうだ
3.2021年10月12日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。出来立てはリ
ップが全体に赤味掛かることが多いが、時間の経過と共に色は落ちストラ
イプがより鮮明になる
4.2021年11月10日、次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
5.2021年11月19日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんの蓋が開いて間もな
い様子。リップは未だ完全には完成していない。結構リップは赤味が強い
1.こちらから五枚は2022年1月18日に撮ったもので、こちらはこの時
点での株姿。今のところ生長はやや遅めの様である
2.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。柄や色合いははN.vogelii似の様である
3.こちらは最新の捕虫嚢。リップのストライプが結構鮮明で良い感じである
4.左写真の捕虫嚢のリップをアップ。ストライプは鮮明だが、これは一寸角
張りが少ない感じだ
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。一寸slender(・・?、どんなア
ッパーになるのか楽しみだね~
1.2022年2月2日、最新の捕虫嚢の赤ちゃんが大分生長してきた様子で
もう少しで完成しそう
2.こちらから二枚は2022年2月8日に撮ったもので、こちらは左写真の
捕虫嚢の赤ちゃんが蓋を開いた様子
3.左写真の捕虫嚢のリップをアップ。最初の頃はこの様にやや赤味が借る感
じだ。リップ自体未だ完成していない。これから徐々に後ろに反り返る
4.2022年3月21日、左写真の捕虫嚢のこの時点での様子
1.2022年3月21日、最新の捕虫嚢の赤ちゃん。僅かに蓋が開き始めた
様だ
2.こちらから三枚は2022年7月15日に撮ったもので、こちらはこの時
点での株姿。何か状態はあまり良くない(ノД`)シクシク
3.一つ前に着いた捕虫嚢。結構リップの角張はある様だ
4.最新の捕虫嚢。リップの色合いが結構赤い
1.2022年11月5日、最新の捕虫嚢。結構色合いがdarkticだね(*^^*)
2.2022年11月28日、次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
3.こちらから二枚は2022年12月4日に撮ったもので、こちらは左写真
の捕虫嚢のその後の様子。逆アングルから撮ったもので、僅かに蓋の部分
に隙間がでてきた感じ
4.左端写真の捕虫嚢のその後の様子。殆ど変化はない様だ
5.こちらから二枚は昨日2023年1月23日に撮ったもので、こちらは一
つ前に着いた捕虫嚢。リップが若干赤み掛かっている
6.最新の捕虫嚢。本種の柄色合いは結構好みだ。早くアッパーが見たいよ~
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