本日は、D.adelaeです。
本種はクイーンズランド州の熱帯地域の一部にのみ自生している種ですが、寒さにもある程度耐性があり、最低５℃程度で越冬する極めて丈夫な種です。我が家では春～秋は戸外無遮光栽培、冬場のみ温室内で管理していましたが、温室の狭隘化に伴い、２０１６年から冬場は夜間のみ５℃前後の室内で管理し始めました。
温室内で育てるよりもがっちりとした良い状態になり、それが奏功したのか我が家初の開花となりました。花をじっくり見ていると、プロリフェラと本当によく似ている様です。まさしく近縁種である所以でしょうか。但し、花色はオレンジ～赤ですが、大して目立つものではなくとても控えめな感じです。一寸期待外れ？ってところでしょうかね。
我が家では本種は自家受粉、結実はしないようです。まあ、結実しなくともあちらこちらから不定芽が出て増殖しまくりですが。２０１５年は植替えをせずにそのままの状態でしたが、やはり植替えしないと生長度合いは雲泥の差で、全くもって良くありません。開花終了したら植替えしようと思っていましたが、結局植替えせずでした。２０１６年１月２４日は記録的な積雪で一歩も外に出れる状態ではありませんでしたので、ドロセラを二鉢ばかり植替えしました。部屋の廊下でしたのですが、凍え死にしそうでした。
２０１９年秋迄大小合わせて５鉢が生き残っていましたが、２０１８年秋に一鉢里子に出ました。
我が家では砂利系用土は大した成長が望めませんでしたので、ミズゴケ植えに戻しています。それでも２０２０年夏の猛暑では大丈夫でした。後、２０１９年秋に植替え時に根が１本ちぎれてしまいましたので試しに根伏せをしてみましたが不定芽がボチボチ発生し、ある程度成長してきてきましたので里子に出ました。超簡単な様ですね(^^)v。現在３号素焼鉢に植付けている３株はずっとほったらかし状態でしたので、大きな芽は全て枯れ子株が湧いてきています。この１月にその１鉢の子株を少し５鉢に分けて植付けました。１鉢は里子に出ましたので現在は４鉢です。植付後ほったらかしで何もしていませんので、秋になったら鉢増しを考えています。下段写真左から、
１．我が家に到着した２０１２年５月８日のもので、早速３号素焼鉢にミズゴ
ケで植付けした状態
２．２０１２年９月５日、４ケ月少々経過したが、戸外でお陽さんガンガンで
育てているせいか結構モリモリで真っ赤になってきた
３．２０１３年２月１６日、このシーズン迄冬季は温室内で管理していたもの
で草姿は綺麗だが、色合いは薄くナヨナヨっとした感じで迫力が無い
４．２０１３年２月１６日、あちらこちらから不定芽が発生してきたので、も
ぎって連結ポットへ挿し木した。何れ大鉢で群生にしようと目論んでいる
１．２０１３年５月１７日、３５×２５cmの平鉢に挿し木した苗を植え付けて
１ケ月程度経過したもの。やっと雰囲気的に馴染んできた感じ
２．２０１３年１２月８日、温室内の狭隘化と相まって、このシーズンから戸
外管理に切り替えた。天気の良い日中は戸外、夜間は廊下に移動して
管理している。見栄えは悪いが、春以降の成長に期待
３．２０１４年４月１６日、結構ワサワサの状態になってきた。不定芽があち
らこちらから噴出している。最近になって花茎が１０本程度伸出、開花が
始まった。やはり冬季温室内栽培よりも、戸外栽培の方が調子良さそう
４．２０１４年３月２９日、花茎をアップ。間もなく開花しそうな状態
５．２０１４年４月１６日、いよいよ開花し始めた。花は近縁種と言われてい
るプロリフェラにそっくりだが、こちらの花の方が花弁の先端が尖ってお
りシャープなイメージ
６．２０１４年４月１６日、別の花序
１．２０１４年４月２２日、次々に花茎が上がって開花してきた
２．こちらも同日の４月２２日に撮ったもの。結構賑やかになってきた。一番
良い状態だろうか
３．２０１４年５月１５日、全盛期には２０本程の花が咲いたが、補虫葉が赤
く花もオレンジ色っぽいので、殆ど目立たない
４．２０１４年１０月１７日、気温が徐々に低下してきているので、少しくた
びれてきたかな
５．こちらは２０１４年１２月３０日に撮ったもの。夜間は５℃前後の廊下に
置いているが、このまま何んとか冬越しして欲しいもの
１．２０１５年２月２５日、真冬なので当然だが、色艶なく貧相な感じ
２．こちらから２枚は２０１５年５月２２日に撮ってたもので、こちらは株全
体を撮ったもの。やはり植替えしなかったせいかめっちゃショボイ。開花
後に植替えをしようかな
３．花序のアップ。もうボチボチ開花終了しそうな雰囲気
４．こちらは２０１６年１月２４日に撮った長鉢植えにしている草姿。昨年は
植替えしなかったせいでめっちゃショボイ状態
５．２０１６年１月２４日、部屋の廊下で少しだけ植替えることにした。二鉢
分植替えして手が凍えてしまい動かなくなったので止めた。こちらは植替
えした二鉢で、この二鉢は暫く温室内に設置することにした
１．こちらから二枚は２０１８年１０月３１日に撮ったもので、こちらは２０
１６年１月２４日に株分けしたものでやや大きめの個体。長方形の平鉢は
雑草ばかりで２芽程極小さな物が確認できたが、写真に撮れる状態では
ない様だ(;´д｀)トホホ。この朝は曇天で薄暗くボケた写りでご勘弁m(_ _"m)。
２．こちらは殆どの芽が枯れて３芽だけという淋しい状態。ミズゴケがスカス
カになっていたので、その場所に取り敢えずミズゴケを詰めた。用土は完
全に駄目な状態になっているので、この週末辺り時間を見つけて植替えし
よう
１．こちらから五枚は２０１９年４月２４日に撮ったもので、こちらは一鉢目
の様子。既に開花が始まっていた様で、今朝まで全く気付かなかったよ
～(^^;
２．花の様子をアップ。何時もより色合いが薄い感じだね～
３．もう一本の花穂。何となく星形をしているようなしていないような(・・?
４．もう一鉢の株の様子。こちらは少しばかり芽が多い。こちらも開花が始ま
っていた。蕾も捕虫葉の間から窺える
５．一寸ボケ気味だが花をアップ。こちらは若干色合いが濃い様だ。とは云っ
てもクローンなんだが…
１．こちらから三枚は２０１９年９月１６日に撮ったもので、こちらはこの時
点の株姿。ミズゴケが完全に痛んでスカスカ陥没状態、これでも生きてる
よ～(^^;
２．植替えの為根鉢を外した状態。見えるのは全て雑草の根だ～^^;
３．古土と雑草の根等取除き水洗いした状態。根の数は少ないが、根先端
部は白いので一応大丈夫だね
４．こちらは２０１９年１０月４日に撮ったもの。植替え時に撮ったと思って
いたが失念していた様だ
１．２０１９年９月１６日、もう一鉢の株姿。こっちの方が株が多く賑やかだ
が、植替えすると時間がかかりそうなので今回は止めた
２．こちらは２０１９年１０月４日に撮ったもので、左写真の株のこの時点で
の様子。大して代り映えはしない。週末時間があったら植替えしよう(;'∀')
１．こちらから三枚は今朝２０２０年３月３１日に撮ったもので、こちらは昨
秋１０月に最初に植替えした個体。既に開花が始まっている
２．こちらは昨秋二番目に植替えした個体。何れも３号素焼鉢にミズゴケ植え
としている。こちらもボチボチ開花が始まっている
３．こちらは昨秋三番目に植替えした個体。この個体も３号素焼鉢にミズゴケ
植えとしている。こちらは花穂が伸びてきて間もなく開花しそうである。
本種の花は全く目立たず美しいとは言えない様に思う^^;
１．こちらから三枚は２０２０年３月３１日に撮ったもので、開花した様子を
ズームインしたところ。非常に質素な控え目な花だね～(^-^;
２．こちらは昨秋１０月に植替えした個体。極小個体だったのでビニールポッ
ト植えとしたもの。非常に見辛いが花穂が顔を覗かせている
３．昨秋植替え時に根がもぎれてしまったのをビニールポットに根伏せしてい
たが、超簡単な様で、ほったらかしにしていたが不定芽が萌芽して生長し
てきている
１．こちらから四枚は今朝２０２０年９月２５日に撮ったもので、こちらは一
番ましな３号素焼鉢植えの個体。色合いも一番赤味が強い
２．３号素焼鉢植えの個体で、こちらは成長自体ボチボチだが、色合いは若
干悪い様だ
３．同じく３号素焼鉢植えの別の個体で、こちらは成長もイマイチ、色合いも
イマイチである
４．ビニールポットに根伏せしていた個体の現在の様子。ボチボチ大きくなっ
てきたようだ。色合いも結構赤くなってきた
１．２０２１年２月１９日に撮ったもので、既に開花が始まっている。咲き始
めで蕾も沢山あり大分楽しめそうである
２．２０２１年２月２２日、こちらは別株に咲いた様子
３．こちらから二枚は本日２０２２年１月１６日に撮ったもので、こちらはこ
の時点での株の様子。大きな芽は全て枯れ、子株がすごいことになって
いるよ～(^^ゞ
４．鉢の側面を撮ったもの。根が大分露出して不定芽があちこちから生えて
きている。同じような個体が後２鉢ある
１．こちらから四枚は２０２２年１月１６日に撮ったもので、こちらは３号プ
ラ鉢に子株を植付けた様子
２．二番目に３号プラ鉢に植付けた様子。苗の大きさは似たり寄ったりだな(*^^)
３．三番目に３号プラ鉢に植付けた様子。何とか大きくなってこんもりしてく
れれば良いのだが…。無事に生長すれば６月頃が見ものかもしれない
４．四番目に３号プラ鉢に植付けた様子。残りの個体と、後２鉢は何れ時間
が出来たら植替えようと思う。きっと無理かも(￣∇￣;)ハッハッハ
１．こちらから五枚は本日２０２２年８月３０日に撮ったもので、この１月に
子株を新しく５鉢植付けたもので、１鉢は既に里子に出ている
２．こちらは左写真の右下の個体をアップしたもの。一番出来が悪い(^^ゞ
３．こちらは左端写真の左下の個体をアップしたもの。こちらも出来はあまり
良くなさそう
４．こちらは左端写真の左上の個体をアップしたもの。こちらは何となく元気
そうだ
５．こちらは左端写真の右上の個体をアップしたもの。こちらもボチボチの状
態である。何れもほったらかしなので生長芳しからずだが、もう少し涼し
くなったら鉢増ししようと思う
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