本日は、N.Mimiです。

①人工交配   :N.ventricosa×(maxima×talangensis)
②入手時期   :2021年1月
③入手元      :HIPS殿
④成長度合   :やや遅め
⑤栽培難度   :普通
⑥挿し木      :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax7cm程
⑧雌雄         :?、我が家では開花実績無し

種子親のN.ventricosaは1837年に記載された種で、Philippines、Panay島Madja-as山、Sibuyan島、Luzon島Bontoc Banaue地方やMayon山等のやや高地に自生しており、低温には強い品種です。又、バラエティーにもよりますが、一般的には高温、乾燥にも強いものが多く栽培しやすい品種です。
一方花粉親の片方N.maximaは、ボルネオ、スラウェシ、ニューギニア、マルク諸島等に自生し、殆どのフォームで襟の部分が非常に良く発達しとても美しい色合いになります。1824年に正式記載された種で、発見当時は最大の捕虫嚢を着ける品種であった事から、maxima(最大の)と冠されたものです。昔から今日に至るまで、交配親として種々素晴らしい品種が作出されてきました。
花粉親のもう片方のN.talangensisは、インドネシア・スマトラ島のタラン山の標高1800m~2500m辺りの高山帯に自生する高地性種です。1994年に記載された比較的新しい種なのですが、2005年4月にこのタラン山で大規模な火山噴火があり、自生種は絶滅したとされてます。実際の所どうなのでしょうか。私が知らないだけかもしれませんが、何とか生き残ってくれている事を切に望むばかりです。やや小型の品種ですがその捕虫嚢は独特なもので、マニア垂涎の一品であることは間違いないでしょう。
本種は以上の3種混合の交配種で、現状の捕虫嚢は殆どN.ventricosa×maximaの雰囲気ですが、これから大きくなるとN.talangensisの特徴は出てくるのでしょうかね。高地性の血が濃いのですが果たして夏の暑さに耐えてくれるのかと思っていました。唯、それは杞憂のようで特に問題なく夏越しましたε-(´∀`*)ホッ。
2021年1月中旬に入手し1.5年が経過しました。入手時に比べ僅かに大きくなったようですが、生長は比較的遅々としている感じです(^^ゞ。今春以降更に大きく爆発してくれることを期待したいと思います。今年になって漸く地際から腋芽が発生し着袋が始まっています。早く親を凌駕して欲しいものですね(^_-)-☆。下段写真左から

1.入手当日の2021年1月15日に撮ったもの、こちらは植物体全体を撮
  ったもので、雰囲気的には.N.ventricosa×maxima寄りだが葉身は
  N.ventricosa以上に硬い
2.二つ前に着いている捕虫嚢。めっちゃ小さいが既にN.ventricosa×maxima
  の雰囲気が少し出ている感じ
3.一つ前に着いている捕虫嚢。若干大きくなっている様だ
4.最新の捕虫嚢。特徴が出始めている様で、リップが僅かに角張ってきた

  感じ
5.こちらは次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから三枚は本日2021年1月23日に撮ったもので、2号ビニー
  ルポットから4号プラ鉢に植え替えることにした。と云ってもこの時期の
  植替えは温度が無いと良く無い。だからと云うわけではないが鉢増しす

  ることにした
2.根鉢を外したところ。上体の生長度合いに比べ根量はとても少ない様だ
3.4号プラ鉢にミズゴケで植付けたところ。何とか活着して、今春以降爆発
  して欲しいものだ

1.2021年3月15日、植替えて2ヶ月弱経過したこの時点での株姿。何
  とか活着している雰囲気かな
2.2021年3月30日、最新の捕虫嚢。何とかボチボチって感じ
3.2021年5月13日、リップの色合いとてかりがとても艶めかしい
4.2021年5月21日、最新の捕虫嚢。完成して未だあまり経っていない
  のであろう、リップが結構赤い
5.2021年6月3日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。何かめっちゃムチム
  チな雰囲気(ΦωΦ)フフフ…
6.2021年6月18日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成したもの。色合
  いがくっきりとしていてとても美しい(^_-)-☆

1.こちらから六枚は2021年7月22日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。少しは大きくなってくれただろうか(^^;。こうして見ると捕
  虫嚢は殆ど着いていない様に見えるが…
2.こちらは四つ前に着いた捕虫嚢。本種は結構補虫嚢の持ちが良い様だ

  ね(^^)
3.三つ前に着いた捕虫嚢。これはめっちゃリップの色合いが濃くて黒に近

  い感じだ
4.二つ前に着いた捕虫嚢。こちらも結構濃いめのリップ
5.一つ前に着いた捕虫嚢。僅かにスレンダー着音になりつつあるような、

  目の錯覚かな(・・?
6.最新の捕虫嚢。蓋が開いて間もない様で、リップは未だ完成していない

1.2021年10月12日、この時点での最新の捕虫嚢だが、完成して少し
  時間が経過している様だ
2.2021年10月26日、次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。よく
  見ると僅かながら蓋に隙間が出来ている様でもう少しで完成しそう
3.2021年10月30日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが蓋を開いた様子。
  未だ開いて間もない為リップは完全には完成していない
4.こちらから二枚は2021年11月10日に撮ったもので、こちらの捕虫
  嚢は結構リップが角張ってきている様だ
5.リップが結構darktic(*^^)v。結構時間は経っている様だがリップの艶や
  かさは失われていないね~
6.2021年11月19日、次の新しい捕虫嚢の赤ちゃんが大分成長してき
  ている

1.こちらから三枚は2021年12月6日に撮ったもので、こちらは出来て
  大分時間が経過している様で、リップはとても濃い色合いになっている
2.この時点での最新の捕虫嚢。出来たてでリップは結構赤味が強い様だ
3.左写真の捕虫嚢のリップをアップ。角張は少ないが色合いは結構濃い
4.こちらから三枚は2022年1月15日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。生長は遅い様で中々大きくならないが、最新の葉身が僅

  かにリーフジャンプしてきている様だ
5.左から二枚目写真の捕虫嚢のその後で、全体的に少し色合いは濃くな

  っている様だね
6.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。結構パンパンになってきてい

  るので近々蓋が開きそう。右奥に見えるのは一つ前の捕虫嚢

1.2022年1月25日、蓋が開いて間もない捕虫嚢。リップは未だ完全に
  完成していない様だ
2.こちらから二枚は2022年2月2日に撮ったもので、こちらは左写真の
  捕虫嚢のその後の様子。リップは角張色黒になりムッチリ感が良い雰

  囲気

3.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたところ
4.地際から待望の腋芽が発生してきた\(^o^)/
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから六枚は本日2022年7月13日に撮ったもので、こちらは現
  在の株姿。主茎はチマチマとしているが、地際から発生してきた腋芽は

  順調に生長してきている様だε-(´∀`*)ホッ
2.主茎に着いた二つ前の捕虫嚢
3.主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。両方ともリップの色合いは結構darkticだ
4.主茎に着いた最新の捕虫嚢。全体的に赤味が強く美しい(^^♪
5.地際から発生してきた腋芽に着いた超ロアー。可愛い(⋈◍>◡<◍)。✧♡
6.地際から発生してきた腋芽に着いた二番目のロアー。主茎を凌駕してバ

  ンバンでかくなって欲しいものだ

 

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