本日は、N.Dainty Kotoです。
①人工交配 :N.thorelii×merrilliana、1977年、河瀬晃四郎氏作出
②入手時期 :2011年6月
③入手元 :うつぼかずらの郷殿
④成長度合 :普通
⑤栽培難度 :簡単、高温に強い
⑥挿し木 :水挿し容易
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm程
⑧雌雄 :♂、10月頃開花
入手当時は、挿し木苗で親芽と腋芽が出た良い苗でしたが、親芽は我が家に来て半年ほどで枯れてしまいました。その後腋芽が順調に成長していましたが、既に温室の天井に到達してしまいましたので、開花を見ることなくカットしました。挿し木に挑戦したところ、流石N.thoreliiの血を引いているだけあって全て発根しました。三番目の腋芽も既に温室の屋根に到着してしまって這い回っていましたが、突然力尽きてしまいました(ノД`)シクシク。
本種は気温さえあればどんどん着袋し成長もとても早いようです。N.merrillianaの血を引いているせいか、細葉の割には図体は結構でかくなりますが、嚢の大きさはイマイチで、栽培技術が拙いのか、我が家の温室の環境が良くないのかどうなのでしょう。これ位が本来の姿なのか良く分かりませんが・・・・。
本種は冬の寒さには少し弱い様で、夜温15℃では中々着袋してくれなくなります。最低でも18℃~20℃程度必要なようで、我が家では晩春から初冬までが着袋の時期です。他の時期はじっとこらえて次のシーズンを迎える事になります。
現在親株は何番目かの腋芽が既に2m程度徒長し、天井付近でアッパーをつけていますが写真が撮れませんでしたm(_ _"m)。昨秋辺りにやっと地際から腋芽が発生し成長してきました。唯、未だ新温室には移動出来ていませんで、そのままの状態になっています。2.5号ビニールポット植えの挿し木個体もほったらかしでもう何年も植替えしていない状態でしたので、2021年5月に新温室へ移動する際に徒長枝はカットし挿し穂として、そして4号プラ鉢に鉢上げしました。親株の移動はじっくり時間をかけていつか行いましょう(^^ゞ。
挿し木に使用した挿し穂は4本(頂芽枝×1、節間枝×3)で、水挿しとしていましたが、無事に発根しましたので、8月に鉢上げしました。既に1個体は里子に出て、今春には別のお宅へ里子に出ました。下段写真左から、
1.2011年10月10日、腋芽の最初のころにできた超ロアー
2.2012年2月24日、蓋が開き始めたばかりのロアー。真冬は殆ど着袋
しないか、運よく着袋してもこの様に小さくなる
3.2012年5月1日、徐々に気温が上昇してきたので、少しずつ良い嚢に
なってきた
1.2013年5月30日、掌に撮ってみた。花粉親がメリリアナの割には、
あまり大きくない。15cm程度がいいところ
2.2013年8月26日、大分色合いも褪せ、蔓も横に着くようになったの
でミドル辺りの嚢だろうか
3.2014年6月30日、いよいよアッパーが付きだしたが、ご多分にもれ
ず殆ど色合いは無く、グリーン一色でやや尻すぼみになる。既に天井
に達してしまったので、カットし挿し木にした
4.2014年7月5日に撮ったもので、腋芽にできたロアーからミドルに近
い嚢
1.2014年10月8日、8月に数本水挿ししていたが、簡単にすべて発根
した。流石、母親がN.thoreliiだからだろう
2.2014年10月12日、頂芽挿しの挿し穂に開花した雄花
3.2014年11月23日、三番目の腋芽が発生してきた様子
4.2015年5月16日、三番目の腋芽の最初についた超ロアーで、蓋が
開いたばかりのもの
5.2015年6月8日、二番目に出来たロアー
6.2015年6月10日に撮ったもので、右の嚢は開きかけたばかりの三番
目のロアー
1.2015年6月20日、腋芽に出来たロアー達
2.こちらから二枚は2015年6月24日に撮ったもので、こちらは主茎に
出来たアッパー。殆ど色合いは無い
3.こちらは次の生長途中のアッパー
4.2015年7月16日、親株の腋芽に出来たアッパーだがめっちゃショボ
イ
5.2015年9月7日、腋芽に出来たロアーだが、色合いがイマイチ
1.2016年8月21日、既に1年近く撮っていなかったみたい(ΦωΦ)フフフ
2.2016年8月24日に撮ったもので、挿し木苗に出来たミドルからアッ
パー寄りの最新の嚢
3.2016年10月13日、気温の低下と共に嚢はショボくなってきた
4.こちらから二枚は2017年6月26日に撮ったもので、こちらは挿し木
苗の腋芽が成長した枝に出来たアッパー
5.こちらもの挿し木苗の腋芽が成長した枝に出来つつある最新の捕虫
嚢。現在は親株と挿し木苗何れも腋芽が無いので、ロアーが暫く拝め
ていないよ~
1.2017年6月30日、蓋が開き始めたばかりのアッパー
2.2017年7月2日、右は出来て2ヶ月程度経過したもので、未だ色合い
はやや残っ
ている。左は出来て日が浅い
3.2017年7月12日、一番左写真の捕虫嚢のその後の様子。色合いは
随分と薄くなってくた
4.こちらは2017年12月10日に撮ったもので、雨の日はどうしても上
手く写真が撮れずボケてしまう。まあ、腕の問題なのだろうが…。挿し
木苗にやっと地際から腋芽が発生し最初のロアーが着いた。これから
暫くロアーが拝めそう(^-^;
1.こちらから六枚は何れも2018年6月20日に撮ったもので、こちらは
親株に着いた一つ前の捕虫嚢
2.こちらも親株に着いた最新の捕虫嚢だが、既に手の届き辛い高さに着
いており、上手い具合に撮れなかった
3.こちらから四枚は挿し木苗に着いたもので、こちらはめっちゃ小さなロ
アーだが、蓋が殆ど成長していない
4.こちらは一つ前に着いたロアー
5.こちらは最新のロアーだが、光線の弱い場所に追いやられているせい
か色合いがイマイチ
6.次に成長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
1.こちらから二枚は2018年12月31日に撮ったもので、こちらは昨秋
親株の地際から発生した腋芽に出来た最新のロアー
2.こちらは一つ前に出来たロアー
3.こちらから三枚は2019年1月22日に撮ったもので、こちらは左端写
真のその後の捕虫嚢だろうか、若干色合いが増した程度かな(・・?
4.蓋が開き始めたばかりのロアー
5.こちらは挿し木苗の腋芽に着いたロアーだが、一寸奇形か蓋が無い
(◎_◎;)
1.こちらから三枚は何れも挿し木苗の個体。こちらは2019年9月28
日に撮ったものだが、色合いがイマイチ
2.こちらから二枚は2019年10月27日に撮ったもので、こちらは左写
真の捕虫嚢のその後の様子。殆ど変わりは無い
3.最新の捕虫嚢だが、小さくなってしかも蓋が異常に小さい奇形児^^;
1.こちらから五枚は2019年10月27日に撮ったもので、こちらは地際
から発生した腋芽が少し成長した枝に着いた最新の捕虫嚢
2.同じく一つ前に着いた捕虫嚢
3.同じく二つ前に着いた捕虫嚢。こちらは少々スレンダー気味だね
4.こちらから二枚は、2m以上徒長した枝の途中から発生した腋芽に着
いた最初の超ロアー
5.同じく二番目に着いたロアー。できる事なら陽当たりの良い場所に移
したいものだが…
1.こちらから三枚は2020年12月7日に撮ったもので、何れも挿し木苗
のもの。こちらは二つ前に着いた捕虫嚢だが、生長途中に蓋がオンブ
バッタに食害されいじけてしまっている
2.一つ前に着いた捕虫嚢。比較的色合いが載った様だが、環境が悪い
せいかめっちゃショボイ
3.最新の捕虫嚢。これから少しは色付くだろうが、全く以って出来が悪い。
お陽さんが殆ど当たらないような場所にあるためいじけてる(;'∀')。も
う少ししたら引っ越す予定なのでそれまで頑張って貰おう(^^;)
1.こちらから六枚は2021年5月27日に撮ったもので、こちらは2.5
号ビニールポット植えの挿し木個体の現在の様子。旧温室からの移動
時取り出せなかったので主茎をカットした。カット枝は挿し穂として利用し
よう(^^♪
2.流石に何年もほったらかしにしていたので、本日温室移動に併せ鉢増
しすることにした。根鉢を外したところすごいことになっていた\(◎o◎)/!
何かモズクみたい
3.4号プラ鉢にミズゴケで植付けた。これでお陽さんもある程度享受しつつ
良い感じに生長して欲しいものだ
4.地際から発生している腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢
5.同じく最新の捕虫嚢。旧温室では殆ど日陰状態だったせいか全く以って
色合いが悪い
6.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。これからは良い感じに育って
くれることを期待しよう
1.2021年6月10日、この5月に新温室へ移動した挿し木苗に出来つつ
ある捕虫嚢の赤ちゃん。気温の上昇で少しずつ嚢は大きくなっている様
である
2.2021年6月17日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子
3.2021年7月1日、次に成長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
4.2021年7月7日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子。まあま
あの大きさかな(^_^)/
1.こちらから三枚は2021年8月12日に撮ったもので、この5月に水挿
しした挿し穂を鉢上げする事にした。こちらは広口瓶から取り出した挿し
穂の状態
2.左写真の挿し穂の根部をアップしたところ。ボチボチ発根してきている様
である
3.2.5号ビニールポットにミズゴケで植付けた様子
4.こちらから三枚は2021年8月13日に撮ったもので、昨日に続きこの
5月に水挿しした挿し穂を鉢上げする事にした。こちらは広口瓶から取り
出した挿し穂の状態
5.こちには地上部に比べ根量は少ない様だが鉢上げする事にした
6.2.5号ビニールポットにミズゴケで植付けた様子。他の挿し穂2本も実施
した
1.こちらから五枚は本日2021年12月11日に撮ったもので、こちらは
旧温室にある親株の地際から発生してきた腋芽に着いた捕虫嚢。蓋が
心なしか小さい様である
2.この5月に新温室へ移動した挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢
3.こちらから三枚はこの5月に水挿しした挿し木苗に着いたもの。こちらの
蓋は異常に小さい奇形となっている(^_^;)
4.こちらは別の挿し穂に着いた捕虫嚢。めっちゃ小さいがまともな感じであ
る
5.更に別の挿し穂に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。これも何やら蓋が小
さい感じだね。挿し木して最初の捕虫嚢なので、まあこんなものか(^^;
1.2022年5月15日。旧温室内で管理している親株の地際から発生した
腋芽に着いた捕虫嚢。蓋が異常に小さいよ~
2.こちらから五枚は本日2022年6月30日に撮ったもので、こちらから
三枚は旧温室内で管理している親株の地際から発生した腋芽のもの。こ
ちらは一つ前に着いた捕虫嚢
3.こちらは無最新の捕虫嚢。色合いはやや良くなった感じだ
4.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。間もなく完成しそうだ
5.こちらは新温室内で管理しているもので、数年前に挿し木した株の地際
から発生してきた腋芽に着いたロアー
6.こちらも新温室内で管理しているもので、昨年2021年に挿し木した株
に着いた捕虫嚢。株が小さいので捕虫嚢も超small size(^^;
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