本日は、(N.viking var boatform sib large Red系×N.Ville de Rouen)×Kuchingensis vittataの交配‐その2について紹介します。

①交配番号 :NO.62
②交配親  :(N.viking var boatform sib large Red系×N.Ville de Rouen)[♀]×Kuchingensis vittata[♂]
③交配日  :2016年10月12日
④採取日  :2017年1月31日
⑤播種日  :2017年2月3日
⑥発芽確認日:2017年3月30日

種子親は、N.viking var boatform同士を掛け合わせたsib-crossで、ぷりんさんが作出されたものを2012年7月に分譲していただいたものと、1982年にY.Vezier氏によって作出されたフランス(Botanical Garden Rouenだった?)生まれのN.Ville de Rouenを交配した我が家のオリジナル品種(NO-1個体)です。この個体は思いの他コンセプト通りで、ストライプが良く発現されています。この交配の記事はこちらから。
一方種子親は、N.ampullariaとN.mirabilisの自然交雑種で、非常に根張りが良く成長も早い育てやすい品種です。Redと比べやや成長は遅いですが、それでも多品種と比べると早い方でしょう。本種の特徴はRed以上にまん丸なリップが特徴で、僅かにストライプが入ります。
この二種を交配してみました。そのコンセプトは、ずばり丸い形状のリップに鮮明なストライプが入ることと、嚢表面に斑模様が入るです。果たして目論み通りの子が生まれるでしょうかね。(#^.^#)
夜温が低いため発芽に2ヶ月程度要しましたが、最終的には10芽程度しか発芽しませんでした。その後セルトレイに上げることができたは5個体のみとなってしまいました。それ以降も調子が悪く最終的には1個体のみ何とか残りました。今のところ大丈夫そうですが、何とか大きく育て上げ仕上がり結果を拝みたいものです。下段写真左から、

1.種子親のN.viking large Red系×Ville de Rouenで、3個体残しているNO-1
  個体で、リップのストライプが結構鮮明に発現する
2.花粉親のKuchingensis vittataで、特に口部がまん丸な形になり、薄くスト
  ライプが入る
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1.2016年11月23日、無事に受粉したようで、大分鞘が大きくなってき
  た。何とか結実してくれていそうな雰囲気だ\(^o^)/
2.2017年2月1日、蒴果と種子を撮ったもの。無事に結実してくれた様で
  ε-(´∀`*)ホッ。結実は結構良かった
3.こちらは2017年4月2日に撮ったもので、一寸判り辛いがここには双葉
  を展開しているのが4芽と、発芽が始まっているのが数芽ある。これから順
  調に発芽して欲しいが、一寸カビが多いのが気がかりではある
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1.2017年6月8日、結局この時点で10芽程度しか発芽しておらず、その
  後も他の発芽は無かった
2.2017年7月8日、播種鉢内に生き残ったのは僅か5芽であった。一応セ
  ルトレイに上げたが絶滅しそうな勢いである。左端縦の5個体が本種
3.2017年10月23日、一番上と一番下の個体は何とかなりそうだが、残
  りの2個体は風前の灯。1個体は召された
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1.2018年6月24日、セルトレイ内では一向に大きくなる気配は無く、ビ
  ニールポットに上げたが、果たして大きくなってくれるだろうか
2.こちらは今朝2018年8月23日に撮ったもので、現在の株姿。ほんの僅
  か大きくなっただろうか(・・?。今のところ着袋率は100%なので、もし
  かしたら何とかなるかもしれない(^-^;
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