本日は、N.viking var boatform sib(Large Red系×Ping Pong系)の交配‐その7について紹介します。

①交配番号 :NO.09
②交配親  :N.viking var boatform ×sib(Large Red系)[♀]×
       viking var boatform ×sib(Ping-pong系)[♂]
③交配日  :2012年10月7日
④採取日  :2013年1月1日
⑤播種日  :2013年1月1日
⑥発芽確認日:2013年2月23日

我が家にはN.vikingのsib-crossが4種類あり、何れもぷりんさん作の個体で、それぞれ特長があります。我が家では個体識別のため各々Green系、Red系、ping pong系、Large Red系と呼称しています。その内の最初の交配組み合わせが本種になります。発芽確認日はGreen系×Red系と同じでした。本種も発芽して既に4年と8ケ月経過しましたが、中々思ったほどの生長はしていないようです。唯、既に昨夏開花しました。2014年の春以降管理上の都合で植替えできず終いでしたので、殆ど大きくなってくれませんでした。一昨年は晩春にブラ鉢へ植替えし、気温上昇と共に漸く勢いが出てきたようでググッと成長してくれる事を期待していましたが、何か一寸って感じが続いています。( ノД`)シクシク…
この交配親であるLarge Red系は、その名の通り大き目で色鮮やかな嚢を付けてくれる個体です。 一方花粉親のPing Pong系は、赤みはやや薄くピンクっぽい感じで小振りですが、とても丸い良い形の嚢を付けてくれる個体です。交配コンセプトとしては、両親に似て嚢の丸さが更にアップしてくれる事と、大きくなってくれる事ですが、思ったほどの子にはなってくれていない(・・?感があります。
NO-1及びNO-2個体は、昨年ある程度大きくなってくれましたので、置き場所の関係もあり一寸残念ですが昨秋里子に出て貰いました。現在はNO-3及びNO-4個体と8月にひょっこり出てきた個体を維持していますが、この個体は一寸形がイマイチの様で暫く我が家で管理することにしました。今秋には形の良さそうなNO-3個体も里子に出て貰う予定です。下段写真左から、

1.種子親のLarge Red系で、我が家のRed系に比べ一回り大きく、発色良く且つ
  形も丸くなる個体
2.花粉親のping pong系で、赤身は全体的に薄めでピンクっぽく小柄だが、形
  がノアの方舟の様に非常に丸くなる個体
3.2013年1月1日に撮った朔果。結実した種子は結構充実していたが、採
  取できたのは僅かであった。この種子も真冬に播種したが、良く発芽した
4.発芽して2ヶ月弱の2013年4月16日に撮った播種鉢内の実生
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1.2013年5月16日、本葉が2枚程展開してきたので、連結ポットに植替
  え実施。その状態を撮ったもの
2.鉢上げして約1ヶ月後の2013年6月15日の状態。新葉が展開してきた
  ので、何んとか活着してくれた模様
3.2013年7月10日、新葉が少しずつ大きくなってきた
4.2013年8月13日の様子。徐々に大きくなってきたようで、少しはネペ
  ンらしくなってきただろうか。蔓が延びるまでにはまだ時間がかかりそう
5.2013年9月12日、大きい個体は既に隣の芝生まで手を伸ばそうと目論
  んでいる。現在50%程度の遮光だが、そろそろ陽に十分当て、1ヶ月程度
  して慣れてきたらビニールポットへ鉢上げを予定しよう
6.2013年10月11日、1ケ月掛けしっかりとお陽さんに当ててきた株で
  大分赤くなったが、株はガッチリとしてきた感じなので、植替えることにし
  た
7.2013年10月11日、連結ポット(4×4cm)から抜いた根鉢の様子で
  未だあまり根は張っていないが、根の先端が透明なので元気な証拠
8.2014年5月7日に撮った、ビニールポットへ上げ半年程度経過した実生
  苗。気温が低かったせいもあり、生長が緩慢であったが、これから加速度的
  に生長してくれるのを期待
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1.こちらから3枚は2015年8月23日に撮ったもので、こちらは晩春にブ
  ラ鉢へ植替えした個体。以後、NO-1として管理する。管理状態が悪かったた
  め殆どまともな成長をしてくれなかったが、漸く良い感じで生長してくれて
  いる様子
2.左写真の個体に出来た嚢、一寸ショボイわ~
3.こちらは最新の補虫嚢。色合いは良くなってきたが、未だ形が面長で不細工
4.2016年6月28日、戸外で直射バンバン栽培なので、随分はが赤くなっ
  ているが、生育に影響する感じではないので、このまま管理しようと思う
5.こちらから三枚は2016年10月11日に撮ったもので、こちらは株姿。
  直射栽培を始めていこう展開した葉は環境に慣れて赤味は少なくなった
6.現在着いている補虫嚢
7.こちらも別の補虫嚢。色合いは環境によって左右されるので、今はまあこん
  な感じ。唯、形状が思い通りの個体ではなさそうだね~
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1.こちらから3枚は2015年8月23日に撮ったもので、こちらも晩春にブ
  ラ鉢へ植替えした個体でNO-2として管理する。これで直径10cm程度だが
  これからの生長に期したいところ
2.左写真の個体に出来た嚢、こっちも色合い、形共に一寸ショボイわ~
3.最新の生長中の嚢。色も徐々に載ってきそうな感じ。形も何か良い雰囲気に
  なってきそう
4.2016年6月28日、こちらのNO-2個体も戸外で直射バンバン栽培中
5.こちらから二枚は2016年10月11日に撮ったもので、こちらは株姿。
  ショボイ株にも関わらず既に雌花が咲いている
6.現在の最新の補虫嚢。何となく丸っこくなってくれるかな(・・?
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1.こちらから二枚は2016年6月19日に撮ったもので、こちらはビニール
  ポットにずっと植えていたままだったが、やっと本日三番目に鉢増しした個
  体でNO-3として管理することにした
2.めっちゃ小さい。本領発揮まで暫くかかりそうかな
3.こちらから二枚は2016年10月11日に撮ったもので、こちらは株姿だ
  が、中々大きくならない
4.最新の補虫嚢。ちょいポチャって感じだろうか
5.こちらから二枚は2016年6月20日に撮ったもので、こちらもビニール
  ポットにずっと植えていたままだったが、やっと本日四番目に鉢増しした個
  体でNO-4として管理することにした。以上の4個体を残して観察することに
  した
6.殆ど特徴は判らないねぇ~
7.こちらから二枚は2016年10月11日に撮ったもので、こちらは株姿。
  こちらも中々大きくならないがNO-3個体よりも生長は良さそう
8.結構ポッチャリとした丸い嚢になってきたぞ~。!(^^)!一寸期待できるかも
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1.こちらから六枚は何れも本日2017年10月22日に撮ったもので、こち
  らから三枚はNO-3個体。こちらは現在の株姿
2.最新の捕虫嚢。図体は一寸小さめだが嚢はとても良い感じでノアの方舟の様
  である
3.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。葉身や捕虫嚢の赤斑点は戸外直射下管理に
  よる葉や焼けなので、特に気にしていない
4.こちらから三枚はNO-4個体。こちらは現在の株姿で、NO-3個体よりやや大
  きめで腋芽も発生しているが、嚢の形は一寸イマイチってところ。暫く我が
  家で管理の予定。ずっと居座ることになるかも…
5.最新の捕虫嚢。NO-3個体よりも一寸形が悪い(・・?、まあ個人の嗜好差に
  よるものだが…
6.こちらは成長途中の捕虫嚢だが、隣の鉢に挟まれて不細工状態)^o^(
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1.こちらから六枚は2017年8月13日、棚の奥からひょっこり出てきた個
  体で、こちらから三枚は同8月13日に撮ったもの。こちらはビニールポッ
  トから4号プラ鉢に植替えたもの
2.捕虫嚢の形は不細工だが、温室内の棚奥に隠れて成長していたせいか、嚢の
  色合いは濃い
3.こちらは背面に出来た捕虫嚢で、これも色合いは濃いね~
4.こちらから三枚は今朝2017年10月22日に撮ったもので、こちらは現
  在の株姿。活着してくれた様で、やや大きめの葉身が展開してきている
5.こちらは一つ前に出来た捕虫嚢。ん~ん、やっぱ一寸形は不細工(・・?
6.こちらは最新の捕虫嚢、色合いは一寸イマイチだが、もう少しすれば多少は
  色付いてくれるだろう
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