本日は、N.Effulgent Koto×viking 金魚の交配‐その1について紹介します。

①交配番号 :NO.68
②交配親  :N.Effulgent Koto(mirabilis×thorelii)[♀]×viking 金魚[♂]
③交配日  :2016年10月6日
④採取日  :2017年1月26日
⑤播種日  :2017年2月4日
⑥発芽確認日:2017年4月12日

本種の種子親は古都シリーズの一品種であるN.Effulgent Kotoで、兎に角暑さ(40℃を超えても平気)、寒さ(5℃前後で越冬)にとても強く、育てやすい品種です。
我が家では冬季十数年に渡って無暖房のリビングで、夏季は40℃を超えるベランダで直射栽培して来ましたが、しっかり生き延びてきました。唯、少々芸に欠けるのか人気はいま一つの様です。唯、本種も実生個体として何種か流通している様ですので、その限りではないかもしれませんが…。
一方花粉親のN.viking 金魚は、2013年の11月に御厚意にしていただいているY氏より挿し木苗を戴きました。結構以前からの系統だそうで、特に形の良い嚢を付けてくれる優れモノとの事で、氏はその形から"金魚"と名付けられたそうです。未だ完璧ではありませんが、確かに翼が発達して金魚のヒレみたいな感じになってきています。
この両種を交配してみました。何れもN.mirabilis系で強健であることは当然の事なのですが、果たしてどんな感じになってくれるでしょうか。あわよくば、種子親の姿に金魚のヒレが付いてくれたら何て想像しているのですが、2年程経過すれば結果は判るでしょう。唯、N.Effulgent Kotoはややrecessive、劣性(潜性)遺伝が強い様で、花粉親に似る傾向がありますので、一寸期待できるかも(・・?です(^O^)。下段写真左から、

1.種子親のN.Effulgent Kotoで、ロアーは翼や蓋の裏がやや赤みを帯びるが、
  ミドル~アッパーはほぼグリーン一色になる。芸が少なく人気はないが、高
  温、低温に強く非常に強健種で良く着袋してくれる品種
2.こちらは花粉親のN.viking金魚で、N.vikingでも古い系統の品種の様で、命
  名された通り翼が良く発達し、金魚のヒレのようになる秀逸種
3.2016年10月30日、交配して未だ1ヶ月も経過していないが大分鞘が
  膨らんできた
4.蒴果と種子。結実はまあ、40~50%程度といったところか。本種の種子
  は何時も思うのだが、小さめで種実の膨らみが中途半端な雰囲気で萎びた感
  があり、しいなと見紛う。が、ボチボチ発芽してくるのである(*^^*)
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1.こちらから二枚は昨日2017年5月8日に撮ったもので、こちらは播種鉢
  内の様子。少しずつ発芽し始めた。唯、この鉢では結構カビてる種子が多い
  様だね~
2.左写真の播種鉢中央部分を一寸アップ。ぼろデジカメではこれが限度かな
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