本日は、(N.thorelii rubra×Fukakusa)×Kuchingensis vittataの交配‐その1について紹介します。

①交配番号 :NO.65
②交配親  :(N.thorelii rubra×Fukakusa)[♀]×Kuchingensis vittata[♂]
③交配日  :2016年10月17日
④採取日  :2017年2月19日
⑤播種日  :2017年2月26日
⑥発芽確認日:2017年4月09日

種子親のN.thorelii rubra×Fukakusaは、2013年10月に我が家で交配したオリジナル品種で、N.Fukakusa寄りのNO-1個体になります。この品種の中では成長が一番早く、おおよそ3年ほどで開花しました。その成長ぶりを買って種子親に選定しました。!(^^)!
N.thorelii rubra×Fukakusaの両親ですが、八丈島の日の出花壇殿由来のN.thorelii rubraは、植物体が全体的に赤くなるタイプで、特にロアーはとても美しくポチャポチャっとしています。一方N.Fukakusaは1964年に豊島正巳氏がN.rafflesianaとN.Dyerianaを交配して作出されたN.rafflesiana寄りの品種です。両親ともに強健ですので、本種も強健が売りでしょうか。
一方種子親は、N.ampullariaとN.mirabilisの自然交雑種で、非常に根張りが良く成長も早い育てやすい品種です。Redと比べやや成長は遅いですが、それでも多品種と比べると早い方だと思います。本種の特徴はRed以上にまん丸なリップが特徴です。
この二種を交配してみました。強健であることは当然の事なのですが、どんな感じになってくれるでしょうか。基本的にはvittataでやや丸みのあるリップになってくれるのではないかと想像しています。下段写真左から、

1.種子親のN.thorelii rubra×Fukakusaで、雰囲気はややN.Fukakusa寄りの個
  体。この品種の中では成長、開花が一番早かった
2.花粉親のKuchingensis vittataはまん丸なリップに僅かにストライプが入る
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1.2016年10月30日、受粉して約2週間後の鞘の様子。徐々に膨らんで
  きたところ
2.蒴果と種子。結実はとても良かった
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1.こちらから二枚は今朝2017年4月14日に撮ったもので、こちらは播種
  鉢内の様子。ボチボチ発芽してきているが一寸見辛いかな(・・?
2.少しアップしたもの。何れも発芽したてだが、次々と発芽の兆しが見て取れ
  るので何れ雨後の竹の子状態になりそう(^O^)
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