本日は、N.viking var boatform(Large Red系)×(rowanae×ampullaria)の交配
‐その2について紹介します。

①交配番号 :NO.54
②交配親  :N.viking var boatform(Large Red系)[♀]×
       (rowanae×ampullaria)[♂]
③交配日  :2015年10月26日
④採取日  :2016年2月18日
⑤播種日  :2016年2月28日
⑥発芽確認日:2016年4月22日

種子親は、N.viking var boatform同士を掛け合わせたsib-crossで、ぷりんさんが作出されたものを2012年7月に分譲していただいたものです。その名の通り、我が家に4種ある内で一番大きな赤い嚢を付けてくれるもので、形も丸い個体です。
一方花粉親のN.rowanae×ampullariaも2013年12月にぷりんさんより入手した個体になります。本種は生長旺盛で、さぼる事も無く確実に着袋してくれる品種で、コロコロっとした大きめの嚢を着けてくれます。低温、高温もなんのその、強健種でとても育て易い品種ですが、少々図体がでかくなります。(o^―^o)ニコ
この2種を交配してみました。そのコンセプトは、N.vikingの色合いに、N.rowanae×ampullariaの大きなコロコロとした嚢の形状が発現する事です。受粉率はとても高く、稔性が良かったのでしょう、充実した種子が沢山取れました。これだと間違いなく発芽率は良いでしょう。
今年の4月22日に発芽を確認しましたが、その後次々と発芽してきて中々良い感じです。果たしてコンセプト通りの個体が誕生するでしょうか。
この8月と9月に少しビニールポットへ鉢上げした個体は、少しずつですが生長してきている様です。嚢自体は未だ蔓の先端に繋がっている形態にはなっておらず、N.mirabillis winged-formの赤ちゃんみたいな状態ですが、やや色付いてきた雰囲気です。これから気温が低下していきますので生長は見込めませんが、来春以降の生長に期待しましょうか。下段写真左から、

1.こちらは種子親のN.viking var boatform ×sib(Large Red系)で、結構大
  きな丸みの強い嚢で色合もとても濃い系統
2.こちらは花粉親のN.rowanae×ampullaria、アンプに似た丸々っとした感じ
  で結構大きな嚢をバンバン着けてくれる秀逸種
3.蒴果と種子、鞘は結構大きくなり結実はとても良かった。アレッ(・・?花粉
  親名が(アンプラリア×ロワナエ)となっている。逆の間違い(o_ _)o))
イメージ 1

1.こちらから二枚は2016年4月22日に撮ったもので、概ね発芽が揃うま
  ではこの様にラップをして半日陰で管理している
2.ラップを外して撮ったもので、一寸見辛いがポコポコ発芽してきている
3.こちらは2016年4月24日に撮ったもので、ズームアップしたものだが
  一寸ボケ気味m(_ _"m)。これは何となく期待が持てそうな品種になってくれ
  るかも(・・?
4.こちらから二枚は2016年6月4日に撮ったもので、こちらは播種鉢全体
  の様子。雨後の筍状態!(^^)!
5.拡大した様子。ボチボチ本葉も展開してきた様で、順調そのものだよ~
イメージ 2

1.2016年6月11日、まずは20個体程セルトレイに植付した様子
2.こちらから二枚は216年8月18日に撮ったもので、こちらは左写真のそ
  の後。個体差はあるがボチボチ生長してきた感じ
3.こちらはビニールポットに上げた個体の一部を撮ったもの
4.2016年9月24日、二回目にビニールポット上げした個体の一部
5.こちらから二枚は今朝2016年10月12日に撮ったもので、こちらは8
  月18日に鉢上げした最初の個体の一部。徐々に生長してきた様で、一寸見
  辛いが嚢が若干色付き始めている
6.こちらは9月24日、二回目にビニールポット上げした個体のその後。何と
  か活着してくれている様子でε-(´∀`*)ホッ
イメージ 3

1.2016年7月25日、二回目にセルトレイに植付した20個体
2.2016年7月31日、左写真のその後で、20個体に最右列5個体を+α
  して25個体にした状態
3.2016年9月22日、何れの個体も何とか活着してくれている雰囲気だね
4.2016年10月1日、左写真のその後理様子を撮ったもの
5.こちらは今朝2016年10月12日に撮ったもので、まあ何とか順調に大
  きくなってくれている感じ。今月中には大きくなっている個体をビニールポ
  ットに上げたいが、置き場所が・・・・
イメージ 4

  ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。m(._.)m
↓↓↓
イメージ 4