本日は、Byblis linifloraです。

Byblisは、オーストラリア北部の熱帯地方南西オーストラリアの一部地域に自生する食虫植物で、熱帯湿地性Byblisと温帯乾燥性Byblisに分けられます。本日掲載のB.linifloraは熱帯湿地性Byblisになります。本種の中では一番小型の種で、自家受粉が容易で毎年種子更新します。熱帯性ですが、戸外で十分栽培が可能で、八重桜が咲き始める頃(丁度胡蝶蘭の植替え時期)に播種し、その夏に成長、開花、結実のサイクルとなります。
本種は2013年の10月に、ブログでお世話になっているgunさんより種子をお譲りいただきました。その翌年の4月12日に播種しましたが、数は少ないものの発芽して少しずつ成長してくれてくれました。それから2ケ月足らずであっという間に開花、薄紫色で草体からするとやや大きめの花を咲かせてくれました。その後結実し種子を保存。昨年は4月20日に播種し、5月上旬にはボチボチ発芽してきましたが、あっという間に開花に至りました。
今年は種子を取り忘れていましたが、あちらこちらの鉢から芽生え開花が始まりました。未だ数輪ですが、これから3ヶ月程ボチボチ咲き続けてくれる事でしょう。
昨年は密集して種子をばら蒔いたところ、鉢びっしり発芽して生長してある程度見ごたえが出てきたのですが、今年は播種していませんでしたので、発芽がとても気になるところでしたが、何とかボチボチ発芽し開花に至っています。今年はしっかり種子を採取し、来年密植させようと思います。下段写真左から、

1.こちらは一昨年2014年6月9日に撮ったもの。3鉢に分けて播種した内
  の一鉢で、この鉢からは5芽発芽
2.こちらは出来が悪く2芽のみの発芽
3.そして3鉢目が4芽発芽。併せて11目発芽している。何とか枯死せず開花
  させたいもの
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1.約1ヶ月後の2014年7月8日に撮ったもので、発芽した数は少ないが、
  徐々に成長してきている様子
2.2014年7月18日、いよいよ一番花が開花した。小さめな草体の割には
  やや大きめの薄紫色の花を咲かせてくれた。小さな蕾が次々と発生している
  様なので、暫らくの間目を楽しませてくれそう
3.2014年8月11日、小さな黒い虫が付いているのかと思いきや、何んと
  既に結実していた。真中下の種子は、鞘にしっかり付いているが、右上の種
  子は既にこぼれ始めており、補虫葉にひっ付いているものもあったので、慌
  てて採取した
4.2014年10月11日に撮ったもので、ちまちまと咲き続けてくれている
5.こちらは採取した鞘と種子。あっという間に飛び散ってしまうので、毎日確
  認して採取している、来春は平鉢に沢山播種し、密植させボリュームアップ
  させたいもの
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1.播種して半月程経過した2015年5月6日に撮ったもの。小さな芽がボチ
  ボチ発芽してきているのが判る
2.2015年5月29日、少しずつ大きくなってきている。今年は昨年と比べ
  やや赤味がかった感じ
3.2015年6月9日、徐々に生長し、且つ芽も増えている
4.2015年7月12日に撮ったもので、いつの間にか開花していた。花が小
  さくてアップがうまい具合に撮れなかった。何と腕の悪い事だろうか
  (´・ω・`)
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1.2015年8月24日、この頃が一番良い様であるが、満開にって感じには
  なってくれない
2.2015年10月26日、ボチボチ降霜、葉身が赤くなってきたのは気温の
  低下のせいか。間もなく本種も終わり
3.2016年6月10日、やっと芽生えてきた。今年は一寸遅い感じ
4.2016年6月29日、少しずつ葉身を伸ばしてきたが、やはり大分生長が
  遅い
5.2016年7月20日、サラセニアの実生苗に発芽したものがやっと開花し
  てきた
6.こちらから三枚は今朝2016年8月5日に撮ったもので、こちらは左写真
  のその後。大分種が出来て飛び散っている
7.こちらはサラセニアの鉢に芽生えた株が開花したもの
8.こちらもスカーレットベルの鉢から芽生えた株が開花した。他にもサラセニ
  アのあちらこちらの鉢から芽生えてきている。今年こそちゃんと種子を採取
  して、来年鉢に播種し密植させよう
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