本日は、Byblis linifloraです。

Byblisは、オーストラリア北部の熱帯地方南西オーストラリアの一部地域に自生する食虫植物で、熱帯湿地性Byblisと温帯乾燥性Byblisに分けられます。本日掲載のB.linifloraは熱帯湿地性Byblisになります。
本種の中では一番小型の種で、自家受粉が容易で毎年種子更新します。熱帯性ですが、戸外で十分栽培が可能で、八重桜が咲き始める頃(丁度胡蝶蘭の植替え時期)に播種し、その夏に成長、開花、結実のサイクルとなります。
本種は一昨年の10月に、ブログでお世話になっているgunさんより種子をお譲りいただきました。昨年の4月12日に播種しましたが、数は少ないものの発芽して少しずつ成長してくれてくれました。それから2ケ月足らずであっという間に開花、薄紫色で草体からするとやや大きめの花を咲かせてくれました。その後結実し種子を保存。今年は4月20日に播種し、5月上旬にはボチボチ発芽してきましたが、あっという間に開花に至りました。未だ1輪ですが、これから2ヶ月程ボチボチ咲き続けてくれる事でしょう。
昨年は発芽数が少なくスカスカ状態でしたので、今年は密集して種子をばら蒔いたところ、鉢びっしり発芽して生長してきていますので、これからある程度見ごたえが出てくるのではないかと思っています。下段写真左から、

1.こちらは昨年2014年6月9日に撮ったもの。3鉢に分けて播種した内の
  一鉢で、この鉢からは5芽発芽
2.こちらは出来が悪く2芽のみの発芽
3.そして3鉢目が4芽発芽。併せて11目発芽している。何とか枯死せず開花
  させたいもの
イメージ 1

1.約1ヶ月後の2014年7月8日に撮ったもので、発芽した数は少ないが、
  徐々に成長してきている様子
2.2014年7月18日、いよいよ一番花が開花した。小さめな草体の割には
  やや大きめの薄紫色の花を咲かせてくれた。小さな蕾が次々と発生している
  様なので、暫らくの間目を楽しませてくれそう
3.2014年8月11日、小さな黒い虫が付いているのかと思いきや、何んと
  既に結実していた。真中下の種子は、鞘にしっかり付いているが、右上の種
  子は既にこぼれ始めており、補虫葉にひっ付いているものもあったので、慌
  てて採取した
4.2014年10月11日に撮ったもので、ちまちまと咲き続けてくれている
5.こちらは採取した鞘と種子。あっという間に飛び散ってしまうので、毎日確
  認して採取している、来春は平鉢に沢山播種し、密植させボリュームアップ
  させたいもの
イメージ 2

1.播種して半月程経過した2015年5月6日に撮ったもの。小さな芽がボチ
  ボチ発芽してきているのが判る
2.2015年5月29日、少しずつ大きくなってきている。今年は昨年と比べ
  やや赤味がかった感じ
3.2015年6月9日、徐々に生長し、且つ芽も増えている
4.こちらは今朝2015年7月12日に撮ったもので、いつの間にか開花して
  いた。花が小さくてアップがうまい具合に撮れなかった。何と腕の悪い事だ
  ろう (´・ω・`)
イメージ 3

ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。m(._.)m
↓↓↓
イメージ 4