本日は、Proboscidea louisianica(イビセラ・ルイジアナ)です。

昨年の11月にブログでお世話になっているタメさんより、他の植物と一緒にいただきました。誠にありがとうございました。最初種子が入っているのに一瞬気付かなかったのですが、何と段ボール箱の側壁に張り付けられておりました。一見、なんじゃこれは?って思いましたが、手に取ってみるとオォ~、これが例の悪魔の爪(Devil's claw)なんですね。めっちゃ先が尖って硬いです。
その名の由来は、山羊がこの果実を食べた後に内臓損傷を起こして死んだだとか、動物の蹄に食い込み歩けなくなっただとか、他にも色々とあるようで、その脅威的な種子からそう呼ばれているのでしょうか。
イビセラはアメリカからメキシコにかけて自生するツノゴマ科(角胡麻科)の植物で3属約20種からなっています。この種は葉身、花茎など全体的に毛で覆われており、その部分から粘液を出し食虫性を有しているといわれていますが、確かある文献によるとルーティア1種のみとされているようです。食虫植物として分類されたのは1989年ですからとても新しい仲間です。その昔は確かに食虫植物として紹介されていることはありませんでしたね。
本日紹介するルイジアナですが、良く観察していると確かに葉身、花茎など全体的に毛で覆われていますが、何やら粘液も出ている様に思います。これって食虫性を有しているのではないのでしょうか。私には判りませんが、まあ、食虫植物の中ではとても美しい花を咲かせる種で、鉢花感覚で栽培できそうですね。触ると独特な匂いがします。あまり好まれる匂いではないと思います。笑 写真下段左から、

1.2014年11月21日、我が家に到着時こんな風に段ボールの側壁にへば
  り付いていた
2.2015年4月26日、いよいよこの蒴果を開いて種子を取り出し播種する
  ことにした
3.蒴果を破ったところで、19個の種子が出てきた、なにやら小さな砂利みた
  いな感じ
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1.2015年5月16日に撮ったもの。5月1日に播種したもので漸く6芽程
  発芽してきた
2.2015年5月26日、10芽程になった
3.2015年6月8日、ナッなんと既に蕾が上がってきたではないか。植替え
  しようしようと思いつつこんなになってしまった。めっちゃ早いわ!一寸拙
  いが、植える場所も確保出来ておらず、致し方なく今シーズンはデカい鉢に
  株をばらすことなくそのまま植え付け、あまり株を大きくせずコンパクト仕
  立てでいこう。ペコ
4.こちらは今朝2015年6月11日に撮ったもの。既に4輪程度開花してき
  ている
イメージ 2

1.2015年6月9日、いよいよ蕾が膨らみ始めたところ。良く見ると白い毛
  の先端から沢山の粘液が噴出しているではないか。某文献では本属の中でル
  ーティア1種だけが粘液を出し食虫性を有しているとなっていた筈だが・・・・
2.2015年6月10日、いよいよ花弁が開き始めた
3.こちらも同6月10日に撮ったもので、既に開花している別のもの。鉢花と
  しても十分に楽しめそう。今年種子が採れたら来年は畑に植え付けようかな
4.こちらは今朝2015年6月11日に撮ったもの。満開になったらさぞ美し
  いことであろうか。これが「悪魔の爪」の花って、信じられな~い。めっち
  ゃピウティフル!イメージ 3

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