本日の画像は、Byblis linifloraです。
 
Byblisは、オーストラリア北部の熱帯地方南西オーストラリアの一部地域に自生する食虫植物で、熱帯湿地性Byblisと温帯乾燥性Byblisに分けられます。本日掲載のB.linifloraは熱帯湿地性Byblisになります。本種の中では一番小型の種で、自家受粉が容易で毎年種子更新します。熱帯性ですが、戸外で十分栽培が可能で、八重桜が咲き始める頃(丁度胡蝶蘭の植替え時期)に播種し、その夏に成長、開花、結実のサイクルとなります。
本種は昨年の10月に、ブログでお世話になっているgunさんより種子をお譲りいただきました。今年の4月12日に播種しましたが、数は少ないものの発芽して少しずつ成長してくれました。それから2ケ月足らずであっという間に開花、薄紫色で草体からするとやや大きめの花を咲かせてくれました。
一番花は、今年の7月18日で、本日現在も少しずつですが開花してくれています。それに開花後は結構結実も早く、次々と種子が実ってきていますので、その都度採取しないと何時の間にか撒き散らしてしまいます。来年は平鉢に密植させ、見応えアップを図りたいものです。下段写真左から、
 
1.何れも2014年6月9日に撮ったもの。3鉢に分けて播種した内の一鉢で、
  この鉢からは5芽発芽
2.こちらは出来が悪く2芽のみの発芽
3.そして3鉢目が4芽発芽。併せて11目発芽している。何とか枯死せず開花
  させたいもの
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1.発芽して約1ヶ月後の2014年7月8日に撮ったもので、発芽した数は少
  ないが、徐々に成長してきている様子
2.2014年7月18日、いよいよ一番花が開花した。小さめな草体の割には、
  やや大きめの薄紫色の花を咲かせてくれた。小さな蕾が次々と発生している
  様なので、暫らくの間目を楽しませてくれそう
3.2014年8月11日、小さな黒い虫が付いているのかと思いきや、何んと
  既に結実していた。真中下の種子は、鞘にしっかり付いているが、右上の種
  子は既にこぼれ始めており、補虫葉にひっ付いているものもあったので、慌
  てて採取した
4.こちらは昨日の2014年10月11日に撮ったもので、ちまちまと咲き続
  けてくれている
5.こちらは採取した鞘と種子。あっという間に飛び散ってしまうので、毎日確
  認して採取している、来春は平鉢に沢山播種し、密植させボリュームアップ
  させたいもの
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