本日は、N.Effulgent Koto×viking var boatform sib(Red系)の交配
‐その5について紹介します。
①交配番号:NO.05
②交配親:N.Effulgent Koto(mirabilis×thorelii)[♀]×
②交配親:N.Effulgent Koto(mirabilis×thorelii)[♀]×
viking var boatform sib(Red系)[♂]
③交配日:2012年9月18日
④採取日:2013年1月4日
⑤播種日:2013年1月4日
⑥発芽確認日:2013年2月23日
③交配日:2012年9月18日
④採取日:2013年1月4日
⑤播種日:2013年1月4日
⑥発芽確認日:2013年2月23日
本種の種子親は古都シリーズの一品種であるN.Effulgent Kotoで、兎に角暑さ(40℃を超えても平気)、寒さ(5℃前後で越冬)にとても強く、育てやすい品種です。我が家では冬季十数年に渡って無暖房のリビングで、夏季は40℃を超えるベランダで直射栽培して来ましたが、しっかり生き延びてきました。唯、少々芸に欠けるのか人気はいま一つの様です。
一方花粉親はN.viking var boatformのsib-crossで、ぷりんさん作出の品種になります。N.vikingも高温及びある程度の低温にも耐性がある様で、良く着袋し、腋芽が非常に発生しやすい品種です。但し、20℃を下回ると着袋は難しくなります。
一方花粉親はN.viking var boatformのsib-crossで、ぷりんさん作出の品種になります。N.vikingも高温及びある程度の低温にも耐性がある様で、良く着袋し、腋芽が非常に発生しやすい品種です。但し、20℃を下回ると着袋は難しくなります。
この両種を交配しましたが、捻性は良くなかった様で、充実した種子は十数粒でした。又、途中で播種鉢のラップを外したままになっているのを失念し、シダ類の胞子が沢山入ってしまいましたので、その後更に生育が悪くなってしまい、最終的には13株程度しか維持できていません。
根張りが良く、腋芽が非常に発生し易く、良く着袋してくれる子になる事をコンセプトとしました。良くを云えば真っ赤になって欲しいところです。我が家での第1号「リビングネペン」になってくれるでしょうか。
発芽して1年7ケ月少々経過し、大分大きくなってある程度見られる様になってきました。実生苗ですので、当然の如く成長度合い、嚢の色形等に個体差が有ります。それを見比べながら育て上げるのも一興かと。唯、あまり株数を置く場所がありませんので、最終的には3株のみ選別して、何れ種名を付けようかと思っているところです。
本書は陽に十分当てる事で、中々良い発色をしてくれるようです。襟は何となくN.vikingに似てきそうな雰囲気の個体もありますが、未だ分かりません。来夏辺りにはある程度個性を発揮してくれることでしょう。下段写真左から、
発芽して1年7ケ月少々経過し、大分大きくなってある程度見られる様になってきました。実生苗ですので、当然の如く成長度合い、嚢の色形等に個体差が有ります。それを見比べながら育て上げるのも一興かと。唯、あまり株数を置く場所がありませんので、最終的には3株のみ選別して、何れ種名を付けようかと思っているところです。
本書は陽に十分当てる事で、中々良い発色をしてくれるようです。襟は何となくN.vikingに似てきそうな雰囲気の個体もありますが、未だ分かりません。来夏辺りにはある程度個性を発揮してくれることでしょう。下段写真左から、
1.種子親のN.Effulgent Kotoで、ロアーは翼や蓋の裏がやや赤みを帯びるが、
ミドル~アッパーはほぼグリーン一色になる。左の嚢はミドル当たり、右の
嚢がロアー。芸が少なく人気はないが、高温、低温に強く非常に強健種で良
く着袋してくれる品種
2.こちらは花粉親のN.vikingで、ぷりんさんが作出されたboatform同士のsib-
2.こちらは花粉親のN.vikingで、ぷりんさんが作出されたboatform同士のsib-
cross。赤みの強い個体。大変耐暑性があり、非常に育てやすい品種で、腋芽
を良く発生させ鈴なりになる
3.2013年1月4日に採取した本種の蒴果と種子。殆どカスばかりで、まと
3.2013年1月4日に採取した本種の蒴果と種子。殆どカスばかりで、まと
もな種子は僅かしかなかった
4.2013年6月9日、発芽確認から3.5ヶ月程度経過した実生鉢内の様子。
4.2013年6月9日、発芽確認から3.5ヶ月程度経過した実生鉢内の様子。
本葉が2~3枚展開してきたのと、管理状態が悪く用土が拙い状況なので、
セルトレイへ早く上げないといけないのだが、中々腰が上がらない
5.2013年6月17日、やっとセルトレイに植替えした。後このトレイ2つ
5.2013年6月17日、やっとセルトレイに植替えした。後このトレイ2つ
分の植替えも実施した
6.2013年8月31日、植替え後2.5ヶ月で結構大きくなってきたので、
6.2013年8月31日、植替え後2.5ヶ月で結構大きくなってきたので、
ビニールポットへ鉢上げの時期かな
7.2013年9月30日に撮ったもの。9月1日にビニールポットへ鉢上げし、
7.2013年9月30日に撮ったもの。9月1日にビニールポットへ鉢上げし、
その後順化した状態。この時点では既に直射ガンガンなので葉が真っ赤だが、
頑張ってもらおう

選別個体NO.1(丸嚢)
1.株全体を撮ったもの。三株の内では成長がやや緩慢だが、着袋良く色合いも
1.株全体を撮ったもの。三株の内では成長がやや緩慢だが、着袋良く色合いも
めっちゃ濃い丸みのある嚢
2.嚢のアップ。とても赤味が濃く、N.vikingに似た丸い感じの嚢を付けてくれ
2.嚢のアップ。とても赤味が濃く、N.vikingに似た丸い感じの嚢を付けてくれ
る
3.こちらは最新の補虫嚢。出来たては色合いが薄いが、徐々に色付き真っ赤に
3.こちらは最新の補虫嚢。出来たては色合いが薄いが、徐々に色付き真っ赤に
なる

選別個体NO.2(長嚢)
1.株全体を撮ったもの。三株の内では成長が早い。この個体も色合いが濃いが、
1.株全体を撮ったもの。三株の内では成長が早い。この個体も色合いが濃いが、
やや暗赤色になる感じでほっそりめの嚢
2.嚢のアップ。色合いは濃く結構目立つ
3.嚢を正面よりから撮ったもの。襟は僅かにN.vikingの風貌を呈すが、今後化
2.嚢のアップ。色合いは濃く結構目立つ
3.嚢を正面よりから撮ったもの。襟は僅かにN.vikingの風貌を呈すが、今後化
けるのだろうか?

選別個体NO.3(樽嚢)
1.株全体を撮ったもの。他の二株に比べ、成長は早めだが少し株があぱれる感
1.株全体を撮ったもの。他の二株に比べ、成長は早めだが少し株があぱれる感
じ
2.嚢のアップ。色合いは他の二株に比べやや薄めの赤って感じ。これが一番
2.嚢のアップ。色合いは他の二株に比べやや薄めの赤って感じ。これが一番
N.mirabilisに似てる感じかも?やや寸胴な樽イメージ
3.こちらは正面よりから撮ったもので、これほど真ん丸な蓋も珍しい?襟は発
3.こちらは正面よりから撮ったもので、これほど真ん丸な蓋も珍しい?襟は発
達する雰囲気がなさそう

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