淡々と描く新型ウィルス蔓延シュミレーション『コンテイジョン』 | 1分で読める映画感想~感じたままに~

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荻昌弘さんがボクの心の師匠です


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コンテイジョンとは

和訳すれば "接触感染" という意味なのだそうで


ソダーバーグ監督は

限りなく現実的な写実にこだわり

過剰演出を排除


新型インフルエンザの局所的な発生が

やがて地球規模に拡大していく破滅的な蔓延状況を

冷やかに描ききったシュミレーション・ムービーですリアル


パニック映画であるはずなのに

味も素っ気もなく淡々と進行する演出が

逆に怖すぎ!!

ジャンル的にホラーといえばホラー


クールな展開ではありますが

世界各地のそれぞれの拠点に

キーマンとなる豪華俳優陣を配して

飽きさせません。


始まったら一気に見続けてしまう

ジェットコースタームービーでもあります。


お気に入りの

グゥイネス・パルトローは

新型ウィルスの初期の感染・犠牲者となり

早々に本編ストーリーから離脱

(解剖のため頭まで開かれて調べられちゃうムンクの叫び)


と思っていると


じつは

ウィルスの感染拡大の謎を解き明かす

需要なキー・キャラクターであったりして

再三、時間をさかのぼった形で登場します。



パルトローの夫役にマット・デイモン


社会の混乱を煽る困ったフリーランスの記者役にジュード・ロウ


そのほかにも

マリオン・コティヤール

ケイト・ウィンスレット

ローレンス・フィシュバーン などなど


そうそうたる面々ですが


こんな豪華なキャストを配していながら

現実的な演出・抑えた演技にこだわったことで


実際、こんなふうにして

新型インフルが各地に蔓延し

混乱していくのだろうなという

圧倒的なリアル感の構築に成功しています上げ上げ


『アウトブレイク』等の

過去のウィルス感染を題材としたパニック映画と趣を変えているのは

この事態によりもたらされる二次的な負の側面を

これまた実にありえそうと思える形で描き切っている点でしょうか?


二次的な負の側面とは

ワクチン開発に絡む利権争いや、ワクチン接種の順番争い

また、ブロガー記者による誤情報の発信による社会混乱などなど



次から次へと日替わりで

時世のメイン・テーマが移り変わる

問題山積みの昨今の情勢の中で


ここ最近、新型インフルの脅威も

情報提供量の減少により我々の頭から一端リセットされた感もありますが

根本的な脅威はなんら解決されたわけではないという現実が

観賞した後にあらためて感じた、本当の恐怖感でしたおしまい