千秋楽は横綱同士の大相撲の末大横綱の全勝、
1年ぶり38回目の優勝で終わった夏場所。
4横綱時代になって初めての総当たりの勝負を楽しみにしていたので
2横綱が途中休場になったのはいささか残念。
当初は田子ノ浦親方も休場を勧めたようですが、
稀勢の里関は3連続優勝を狙い怪我を押して出場を決断。
ここまで3敗の10日目かつての大関時代のライバル琴奨菊戦で
がぶり寄りの必要もなくあっさり寄り切られ4敗目を喫し
本人が「相撲にならない」と親方に休場を直訴したとのこと。
場所前、出場に踏み切った報道には
ファンへの期待に応える横綱の責任感に感激!
しかるに結果は悪い方に出てしまい、
横綱の忸怩たる思いお察しします。
今回も春場所の時と同じく
左上腕筋と左大胸筋損傷で通院加療要1ヶ月の報道ですが、
4月春巡業は休んだものの、ひと月では完治しないまま
直前の稽古だけでの強行出場がこの結果を招いたのですから
私見としては名古屋場所は勇気ある休場をお勧めします。
多分大多数の国民とキセノン派は、
ファンを裏切れないという強い意志を持って
出場に踏み切った新横綱の誠実さを理解しているでしょうから
来場所こそ完璧に回復するまでは無理な出場はしないで欲しい…
そして今後の長い活躍を期待しているのではないかな。
一方、田子ノ浦部屋の弟弟子 高安関
大関昇進おめでとうございます。
場所後は大関昇進が決まるまでマスコミ対応も
大変だったように思います。
3場所連続トータル33勝の昇格条件ラインをクリアしているので
審判部の推挙判断は当然でしょうが、ただ、
「横綱に勝ったのは大きい」と二所ノ関審判部長が評した
日馬富士戦は土俵際の引き技(はたき込み)だったし、
鶴竜関との対戦はしていないし、千秋楽の照ノ富士戦は
もろ差し狙いを封じられ最後は極り気味の小手投げで
ねじ伏せられたし、
(土俵下の高安関、肘がちょっと痛そうな表情でした)
どうも関脇に復帰した春場所から見ていて
上位陣対戦が続く終盤戦の失速が課題かなと思います。
伝達式の口上通り「正正堂堂と精進」で
新大関として来場所に存在感を示せるか期待です。
千秋楽 照ノ富士 ○ vs ● 高安 (決まり手:小手投げ)
極め気味に小手に振った力相撲 (from NHK‐G)
三賞については、ちょっと物言いつけたい気分。
殊勲賞 … 東小結 御獄海 (8勝7敗)
敢闘賞 … 東前頭14 阿武咲 (10勝5敗 )
技能賞 … 西関脇 高 安 (11勝4敗)
西小結 嘉 風 (8勝7敗)
はいわかりました。それはよしとして、
夏場所を大いに盛り上げた
宇良和輝関(西前頭10枚目 11勝4敗)
勝ち数も2桁だし、多彩な技ばかりでなく基本技も遜色ないと思うが
なぜ技能賞を授からないのかが不思議です。
解説の北の富士勝昭さんも「それはないでしょ」
と驚いておられました。
千秋楽 大翔丸● vs ○宇良 (決まり手:掬い投げ)
立会いで後ずさりの奇策 (from NHK‐G)
千秋楽の大翔丸戦も立会い仕切り線から一歩後退する戦術、
その後低く潜って足取りから掬い投げでの勝利。
この一番に限らず、昔の舞の海修平さんを
彷彿させる小兵の躍動的な取り口に
毎日観客は湧いていたのは間違いありません…
これからも安定して勝ち越しながら番付を上げて欲しいものです。
遅咲きの新横綱・同部屋の新大関誕生、
綺麗な所作と取り口で安定人気の遠藤関、
千変万化の動きと謙虚な態度の宇良関…
けだし今年の大相撲かつてない盛り上がりで
本場所のチケットはなかなか取れませ~ん。((`Δ´)!

