宇宙ロマン | クローリングモンキーのたわごと

クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

最近の夜の愛読書。

ほぼほぼ全く

日常生活に役立つ分野ではありませんが

だけど知りたい宇宙とは何か…

日頃の社会の喧騒を忘れ

コズミックロマンに浸り、

ひと時イメージトリップできる

宇宙物理学入門書だと思います。

 

 

宇宙の始まりをインフレーション理論

として提唱された著名な宇宙物理学者、

佐藤勝彦先生が

地球、太陽、太陽系、銀河、宇宙全体の

遠い未来の予想図を

平易な文章とイラストで解説されています。

 

例えば、現在から約60億年後には

地球は赤色巨星となった太陽に

飲み込まれてしまう時が来るとか

 

また数千億年後の宇宙については、

未解明のダークエネルギーのありようによって

宇宙空間は永遠に膨張し続けて引き裂かれる

或いは加速膨張から収縮に転じ

最後は宇宙創世時と同様の一点

=特異点に戻ってしまう…などなど

SF小説を読むようなワクワク感で

眠れない長い夜にも楽しめる本です。

節ごとに第1夜~6夜までまとめられ

一週間で読める手頃なボリュームですし、

時系列イベント別の目次から

事典のようにも使えます。

 

一方、宇宙の過去については

天文学者でSF作家だったMr.カール・セーガンが
宇宙創世から現在までの138億年間
(セーガン氏は150億年と仮定)
におこった宇宙・地球・生物進化の時系列イベントを

宇宙の始まり=元旦零時に置き換え
宇宙史を1年に圧縮して表現したコズミックカレンダー

が興味深い。

 

例えば、地球創世は9月中旬、12月15日カンブリア生物大爆発、

同24日恐竜大繁栄、同26日最初の哺乳類誕生、

除夜の鐘がなる10秒前ホモサピエンス誕生…など。

宇宙とはなにかを知るための途方もなく長い時間
を実感するには分かり易いスケールです。

コズミックカレンダーと同じ物差しで
佐藤先生の予想する宇宙イベントに沿って
未来カレンダーを作るとすれば、
宇宙の終焉までは少なくとも

先行き約15年分必要になりますが

理解を深めるのに
いつか作ってみたいもの…

ところで別の視点で最近興味深かったニュースは、

米国の原子力研究の科学誌が

今年2017年の人類滅亡までの

残り時間を象徴的に示す終末時計の針を

2年ぶりに残り2分30秒に進めると発表した件。

米国の新しいリーダーの核保有容認や温暖化はでっち上げだ

等のツィートが影響しているようです。

 

アメリカの第2次大戦での核兵器使用を端緒に

1947年からスタートしたこの報告では、

過去ソ連水爆実験成功の1953年が残り2分までの最短時間、

冷戦終結期の1991年は17分前まで巻戻したとか。

そしてオバマ大統領が核兵器廃絶の声を上げた

2010年は7分前まで巻き戻っていたが…

 

なにか深い狙いがあるのか

単なるレガシー潰しなのかわかりませんが

オバマさんの作ろうとした人種・宗教・文化・国

を超えた世界平和へのベクトルに逆向する動きが心配。

地球破壊につながる兵器を使う日が来ぬよう

祈るばかりです。

 

ビジョンが不透明なまま

ツィート一語一句に過剰反応する目先の

株価や為替の動きもいやあな感じですし、

経済や安全保障は日本にどう影響してくるしょうか

未来の宇宙ロマンどころじゃじゃないかも…

 

と思いながらも宇宙とはなにか人類とは何か

という根源的な問いへの興味は

尽きないのであります。