











桜が見ごろの今日この頃ですね
そんななか、SEIKOのレア物の紹介です。
マチック セルフデーター39Jです。
金巻の、高級時計で260ミクロン巻ですよ!!
J13.083になります。
防水仕様 70m
自動巻き垂の回転部分がボールベアリングでは無く!”ルビーうを使用してるのです”
これが、Cal.395です。
金メッキ仕様の、素晴らしい機械です。
そして、自動巻き機能の働く感じがとても滑らかで重厚感ある振動と感触は持つ者のみが知りえる感覚です。
優越感に浸れる一瞬なのかも知れません。
素晴らしい!
そして、美しいです。
セイコーの自動巻腕時計に、初めて日付機能を加えた”セルフデータCal.394”をグレードアップしたモデルです。
石数はCal.394の24石に対して39石もあります!
ケースはGOLD CAPと呼ばれる特別に厚い260ミクロン金貼り仕様。
またCal.394モデルにはないハック機構(秒針規制装置)と防水機能を備わりりました。
さらに機械は、金メッキされ固体番号も刻印されています。
発売当時に、考えられる高級機能を全て搭載したスペシャルモデルです!!
時刻合わせの際に竜頭を2段目まで引き出すと秒針が止まるのです。(これをハック機能といいます)
セイコーの自動巻でこの機能を搭載したのはこのCal.395が初めてなのです。
文字盤には独楽(コマ)バッジが輝いています。
独楽はセイコー(諏訪工場)製自動巻のイメージシンボルだったみたいです。
セイコーマチックの前身はジャイロ・マーベルです。
独楽の英語名”ジャイロ”と戦後の諏訪工場が最初に世に送ったスタンダード手巻き腕時計”マーベル”をあわせてネーミングにしたのでしょう。
独楽のマークは、ここから始まったようです。
セイコー初の自動巻腕時計は1955年に亀戸工場から発表されたのです。
しかし非常に高価であったことなどから、すぐに製造が中止されてしまいます”スイスAS社のコピー機械だったことも関係しているかもしれません”。
かわって諏訪工場が、独自の自動巻機構”マジックレバー方式”を開発しました。
とても、合理的でコスト的に理にかなった素晴らしい方式です!
同方式の機械を搭載した”ジャイロ・マーベル”が1959年に登場するのです。
しかしムーブメントが厚くなってしまう欠点があり、これを解消するために手巻き機構を外すことで解決を図ったと言われているそうです。
ここに初代”セイコーマチック”が誕生しのです!!
手巻き機構を省いた”マジックレバー方式”の機械には”62系”と総称されるグループがあり。
機械の基本構造は、ほぼ共通で”62系”と呼ばれるのは”初代セイコーマチック”の派生モデルに搭載された機械のCal.ナンバーに“62”が付く(例:6201)からだと思います。
ただし初代セイコーマチックCal.603や、ここで紹介しているCal.395など(62の数字に関係ない)3桁のCal.ナンバー機械も存在したのです!!
その後、マジックレバー方式で、製造方法が簡略化された諏訪製”66系”、同じくマジックレバー方式で亀戸製”76系”が開発されたのです。
マジックレバー方式の各系列機械は同時期に製造が続けられ、それぞれ住み分けをしながら石数など機械グレードごとに相応のモデルへ搭載されていきました。特に”62系”はグランドセイコー初の自動巻に採用されるまでにグレードアップされていッたのです。
1960年代半ばになり、一層の薄型機械の開発を求められた諏訪工場は”歯車巻き上げ式”を採用しました。
同方式の機械を、積んだ当初の派生機械を”83系”とよびます
裏蓋からは色々な情報が読み取れるのです。
この時代のセイコーに、よく見られるイルカマークが意味するのは防水機能であり。
イルカマークのみは標準防水(耐圧水深30メートル)、イルカと王冠で高級防水(耐圧水深50メートル)、70メートル防水のものは70PROOFと裏蓋に入っているのです。
39は石の数で基礎キャリバーのCal.394(24石)に対して15個の石を追加されています。
具体的には日車受に9個の石を追加して、さらにローター部分のベアリングボールに6個の石(ルビーボール)が使用され合計計39個となりました。
周囲の文字はWATER PROOF 70 GOLD CAP 260 MICRONS J13.083と掘られています。
70メートル防水ケースで、260ミクロン金貼り仕様。
J13.083は何の数字か意味不明です。
260ミクロンの金貼りはセイコーのGC処理でも相当な厚さがあります。
ちなみにセイコーの金を使ったケース処理表記には、18K(金無垢)、Gold Cap(金厚板貼り)、Gold Filled(金貼り)、Gold Plate(金メッキ)になります。
裏蓋内側には、磨き模様”ペラルージュ模様”が施されていて高級感を醸し出しています。
中央に刻印された”鶴のマーク”も掘られています。
これは”セイコー純正ケース”であることの証明なのです。
戦前戦後のセイコーのケースには、ほぼ例外なく”鶴のマーク”が見られました。
ただし1960年代の時計になると”鶴のマーク”は一部の時計にしか見られなくなってしまいます。
ケース製造が下請けに分散されたか、ある程度の高級ケースにのみ刻印されるようになったのか、なんらかの理由はあるのでしょうが?
“鶴”が何を意味するかは分かりませんが、1892年の精工舎創業時の技師長であった吉川鶴彦(1864~1945)の“鶴”の字から採用した可能性もあるのではないでしょうか。
マチック39Jこの時計に、興味津々でニヤニヤしながら見惚れています。
それでは~