外に出てからは、お互いに無口になり、黙々と元町方面へ歩いた。
首都高速湾岸線の近くまで歩いた時、女性の携帯が鳴った。
話の内容を聞かれたくないのか、私から離れて静かに話す。
私は足を停めて待った。
空を見上げると、雲が点在して、暗い青の空に変わりつつあった。
電話を終え、女性が近づいて来た。ここでお別れしなければならないと告げられた。
友人の予定が変わって待ち合わせの時間が早まり、今から横浜駅に向かうとの事。
「楽しかったです。ありがとう。」
特段、何かを期待していたわけでは無いが、必要以上にひどく空虚な気持ちになった。
連絡先も聞いていない。
ただし、私の短所であり長所でもある諦めの良い性格は、その事態をすんなり受け入れた。可能な限りの笑顔をつくって、無言で右手を上げ、軽く会釈した。
先に振り返って元町方面へ向かおうとした時、少し慌てた顔をして彼女が言った。
「さっきの店、気に入りました。休みの日にはランチしに行こうかな。」
「じゃあまた。偶然会いましょう。」
女性が微笑んだ様に見えたが、何故かその顔に、とても生理的に不快な印象を覚えた。
お互い、ほぼ同じタイミングで振り返って歩き始めた。
最後の一言で、空虚な気持ちは和らいだ。
少し歩いたがフランス橋は中止することにして、中華街入口のスタバで時間を潰すことにした。
首都高速湾岸線の近くまで歩いた時、女性の携帯が鳴った。
話の内容を聞かれたくないのか、私から離れて静かに話す。
私は足を停めて待った。
空を見上げると、雲が点在して、暗い青の空に変わりつつあった。
電話を終え、女性が近づいて来た。ここでお別れしなければならないと告げられた。
友人の予定が変わって待ち合わせの時間が早まり、今から横浜駅に向かうとの事。
「楽しかったです。ありがとう。」
特段、何かを期待していたわけでは無いが、必要以上にひどく空虚な気持ちになった。
連絡先も聞いていない。
ただし、私の短所であり長所でもある諦めの良い性格は、その事態をすんなり受け入れた。可能な限りの笑顔をつくって、無言で右手を上げ、軽く会釈した。
先に振り返って元町方面へ向かおうとした時、少し慌てた顔をして彼女が言った。
「さっきの店、気に入りました。休みの日にはランチしに行こうかな。」
「じゃあまた。偶然会いましょう。」
女性が微笑んだ様に見えたが、何故かその顔に、とても生理的に不快な印象を覚えた。
お互い、ほぼ同じタイミングで振り返って歩き始めた。
最後の一言で、空虚な気持ちは和らいだ。
少し歩いたがフランス橋は中止することにして、中華街入口のスタバで時間を潰すことにした。