遠い遠い昔のこと
ある日突然、体調を崩し長期の療養生活を送ることになった
職場復帰したいのに回復の兆しも見えず、焦るばかりで次第に心も病んでいった
心身共に最低の日々が続いていた
ある日、テレビから流れるなんとも言えない心地のいいピアノの音
その美しいメロディに一瞬で心を奪われた
まるでハートをロックオンされたような感覚になった💘
来る日も来る日も飽きることなくピアノの音色に聴き入った
美しい音色が荒んだ心を洗い流してくれた
薄紙を剥ぐようにゆっくりではあるけれど、心身共に快方へと向かっていった
知らず知らずのうちに音楽療法をしていたのかな
ピアノの音色に救われ、私にとって特効薬となった
当時、『ピアノの貴公子』と呼ばれていたフランス人のピアニストがいた
その人の名は、リチャード・クレイダーマン
1953年12月28日生まれ
デビュー曲は『渚のアデリーヌ』
1978年、日本で初めてレコード発売され評判となった
1981年、【自信は美徳】をキャッチフレーズにしたシーボン化粧品のCMで『愛のコンチェルト』が流された
リチャード・クレイダーマンの若い頃
近年のリチャード・クレイダーマン