2周目の山の中で、オレの前を走る小学生の男の子の背中が見えた。

彼だけには負けたくないな、、

下りでその赤いTシャツに追いつくと、彼が脇によけて道を譲ってくれた。

礼を言って、車道に出るときに、ガードレールの端を右手でつかんでくるりと反転

させて車道を上っていく。けっこうな上りを走っているときに、アレ、、

こんなとこ走ったっけかな?あとから二人のランナーもついてくる。

ふと左の下を見ると、校舎の屋根が視界に入った。

コースをミスした。ついてくる彼らも気がついたらしい。

Uターンしてもどりはじめると、一人が、おまけですね、と言った。

1周目より3、4分遅れてスタート地点にもどり、D男にタスキをつなぐ。

彼の後ろ姿を見送り、ベースキャンプへもどる。

さあて、これからが本番だんべ、、

国際交流に励まないとね、、